ミニボートのエンジン一時かからず118番 巡視艇たつぎり出動するも自力復旧
新潟県の上越海上保安署によると、2025年8月29日午後0時過ぎ、ミニボートの50代男性船長から「2人乗りのミニボートが直江津沖でエンジンがかからず航行できないので救助してほしい」と118番通報があった。同署の巡視艇たつぎりが出動したが、ミニボートが自力復旧したため、たつぎりと搭載艇で伴走警戒を行い、ミニボートは無事に着岸した。
《画像:一時エンジンがかからなくなったミニボート(上越海上保安署提供写真)》
発表などによると2馬力船外機のミニボートには、船長のほか、50代男性が同乗。いずれも南魚沼市在住で、この日は午前8時30分に釣りのため上越市黒井浜を出港し、直江津沖付近に到着した。午後0時頃、釣り場から帰ろうとしたところ、エンジンが起動せず、船長が118番通報し、救助を求めた。
現場は直江津港沖防波堤灯台から南西約160m付近の海上。救助要請を受けて出動したたつぎりの乗組員が、ミニボートの故障箇所を調査後、同2時13分に自力復旧した。ミニボートは同2時25分に黒井浜に向けて航行を開始。たつぎりなどが伴走し、同浜に無事入港着岸した。
同署によるとミニボートエンジンスターターのトラブルだったという。けがや体調不良はなかった。
この日の天候は晴れ。北西の風約4m、北の波0.5m。北のうねり1.0m。気温は33度、海水温は30度だった。