使い切れない「新生姜」のただしい冷蔵保存法【知って得する豆知識】
夏に旬を迎える「新生姜」。買ったものの、使いきれずにムダにしてしまったことはありませんか？ そこで今回は、青果のプロである小林青果株式会社の方に「新生姜を正しく保存する際のポイント」をはじめ、「洗い方と下処理方法」についても教えていただきました。
教えてくれたのは……小林青果株式会社
創業以来70年以上にわたり、北九州中央卸市場にて青果の生産者と小売店舗のバイヤーを結ぶ仲卸業を営む小林青果株式会社。九州各県だけでなく、全国各地から旬の食材や特性の強い商品を仕入れ、お客様へお届けしている。安全で安心できる食品の提供はもちろん、作り手の思いや熱量、消費者の期待、販売店の信頼を大切にしている。
新生姜の洗い方と下処理方法
新生姜は、みずみずしさと特有の風味で、さまざまな料理にさわやかなアクセントを加えてくれます。
新生姜を使った料理を楽しむ前に、適切な洗い方と下処理方法を知っておくことが大切です。
洗い方
新生姜は、収穫されたばかりの状態で市場に出回るため、皮が非常に薄く、水分を多く含んでいます。
無農薬栽培のものであれば、皮を剥く必要はありません。表面をよく洗い、汚れている部分を取り除くだけで十分です。皮を剥く場合は、包丁よりもスプーンを使うと、簡単に薄く剥くことができます。
下処理の仕方
新生姜の下処理にはいくつかの方法がありますが、料理に合わせて使い分けることがポイントです。
ガリを作る場合は、繊維に沿って薄切りにすると良いでしょう。また、醤油漬けにする場合は、食感が残るように少し厚めに切るのがおすすめです。
新生姜は、すりおろすよりも、スライスやみじん切りにして生で楽しむのが一般的です。
使いきれないときの正しい保存方法
新生姜は一度に使い切れないことが多いため、正しい保存方法を知ることが大切です。
【冷蔵保存する場合】
・新生姜を水に浸した状態で保存容器に入れてください。その際は、水を毎日取り替えましょう。
・新生姜をよく洗い、水気を取り、キッチンペーパーで包んでビニール袋に入れ冷蔵室に保存しましょう。
どちらの方法も、冷蔵保存期間は1～2週間が目安です。
旬の新生姜をもっと楽しもう！
新生姜を使ったレシピは、甘酢漬けや梅酢漬け、味噌漬け、天ぷら、炊き込みご飯など、多岐にわたります。新生姜のさわやかな香りとピリッとした辛味は、料理にアクセントを加えるだけでなく、そのままでも楽しめる素材です。
旬の時期に新生姜を存分に味わい、そのフレッシュな風味を料理に取り入れてみてはいかがでしょうか。
shukana／webライター