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冷え切った“仮面夫婦”の老後のリアル #5「夫が無関心だからこそ…」

ウレぴあ総研

互いに関心も愛情も向けない「仮面夫婦」。それでも何とか生活してきたけれど、子どもたちが独立して自分も年を取り、その間もずっと他人のような存在感だった夫/妻とはふたりきりの老後を迎えます。

関係に愛着のない配偶者と過ごす老後とはどんなものなのか、仮面夫婦のままやってきた人たちのリアルを実録で紹介します。

ハピママ*

「夫と20年以上仮面夫婦状態で、原因はレスからだったと思います。二人目がほしいねと言っていたのにまったくその気にならない夫に傷ついて、結局子どもはひとりのまま、それでも十分幸せだけど、夫への恨みのような気持ちはやっぱり強いですね。

私も夫も正社員として働いているので生活は何とかなり、三人しかいないので娘が寂しくないようにと、一緒にいるときは会話を盛り上げる努力もしました。

でも、娘が成長して外に遊びに行くようになると夫とは本当に会話がなく、休日ふたりきりでいるのが嫌で、無理やり外出をしていたときもありましたね。

娘は無事に県内の専門学校を卒業して就職も決まり、家を出ることになったのが2年前。それからは夫婦ふたりの生活ですが、私は平日は同じ市内の実家から通っています。

実家のほうが会社に近く、着替えなど仕事に必要なものだけ実家に持っていき、夫の気配のない場所で過ごせるので気が楽ですね。

夫には説明していないのですが、特に何か言ってくることはありません。私物を持ち出していないので、別居や家出ではないとわかるし、実家にいることも予想していると思います。

娘にも『会社に近いから』という理由で実家にいることは話したけれど、非難はされませんでした。たぶん、私が自由になりたがっていたことは気づいていたと思います。

夫とは冷めきっているだろうけど、私にとってはやっと窮屈な家から解放された気持ちが強く、何かあるまではこのままを望んでいます。

その『何か』が離婚になるのかどうかはわからないですが、娘さえ幸せなら私はそれでいいですね」(女性/50代/総務)

子どもの自立をきっかけに別居や離婚を考える人は多いですが、こちらのケースのように「半別居」のような形で生活を乗り切る女性もいます。

こんな形が取れるのも配偶者の無関心があるからで、実際に波風が立たず続けられるのは、幸運ともいえますね。

自由を得て生活の状態が変わるのは、これまでの反動であることが多い印象です。

(ハピママ*/弘田 香)

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