読書感想文で市長賞 井土ケ谷小、田代想さん
南区の井土ケ谷小学校2年生の田代想さんが書いた読書感想文が「第70回青少年読書感想文全国コンクール」横浜地区小学校低学年の部で最優秀となる横浜市長賞を受賞した。今年度は市内小学校から3万2999点の応募があった。2月21日には、第36回読書感想画中央コンクールとあわせた表彰式が、南公会堂で開かれた。
田代さんが読んだのは「ひみつのきもちぎんこう」。主人公の少年が、「いじわる」や「よわむし」な行動をして「きもちぎんこう」に黒コインが貯まってしまったことから、自分の行いを改めて考えるあらすじだ。田代さんは、この物語を通して父親や空手の先生によく言われる「心」について考えたという。感想文では、「よわい心」「心をきたえる」とはどのようなことかに気付いたことを素直な言葉で表現し、評価された。受賞については、「すっごく嬉しかった」とにっこり。本を読むより空手の方が好きだというが、「自分の心を考えて実行して、強くなっていきたい」と真っすぐに話した。想さんの姉・依糸さん(4年)は「青いあいつがやってきた!?」を読み、昨年に続き優秀賞を受賞した。