公約のこどもセンターは来年度「1か所程度」設置 小菅淳一上越市長が初の一般質問で答弁
上越市議会12月定例会の一般質問が2025年12月11日、始まった。小菅淳一市長は公約で新たに旧町村の13区に設置するとしていた「こどもセンター」について、「来年度に1か所程度設置したい」と述べた。
近藤彰治議員(市民クラブ)の質問に答えた。
小菅市長はこどもセンターについて、来年度に13区内の空き施設を活用して1か所程度を設置し、利用状況や地域のニーズを踏まえた上で、2027年度以降に増設を検討すると説明。人口の少なさなどから13区全てに設置することは「現実的ではない」として、交通の便などを考慮し、複数か所に整備する考えを示した。運営を住民組織など地域の団体に担ってもらうことで、地域の実情に応じた取り組みを促すとした。
小菅市長は「子どもの遊び場や子育て相談だけでなく、子どもや保護者、若者、高齢者など幅広い世代が集う世代間交流の場として、地域活性化の拠点としていきたい」と述べた。
こどもセンターは、主に乳幼児と保護者が自由に遊べる施設で、常駐スタッフが子育て情報を提供し、育児相談などにも応じる。同市内には高田城址公園オーレンプラザ(本城町)と市民プラザ(土橋)に設置されていて、いずれも市街地の高田地区にあり、小菅市長は市長選の公約で13区内での整備を訴えていた。