ダルビッシュ有が日本人初のMLB通算2000奪三振、日米通算でも歴代3位
渡米13年目でMLBでも史上90人目の大台
パドレスのダルビッシュ有投手(38)が9月22日(日本時間23日)に地元サンディエゴのペトコパークで行われたホワイトソックス戦で日本人初、MLBでも史上90人目のメジャー通算2000奪三振を達成した。
2012年に渡米してから13年目での金字塔。この日は6.1回で9三振を奪い、通算2003奪三振まで伸ばした。日本人選手のMLB奪三振数ランキングは下の通りとなっている。
前田健太は日本人3位、菊池雄星は6位、大谷翔平は9位
ダルビッシュに抜かれるまで長らく日本人トップの座に君臨していた野茂英雄はMLB通算1918奪三振。現タイガースの前田健太は日本人3位の1042奪三振まで記録を伸ばしている。
991奪三振の田中将大、986奪三振の黒田博樹に次いで現アストロズの菊池雄星が829奪三振で6位にランクイン。ブルージェイズ時代の2023年に181奪三振をマークした実績もあり、早ければ来季中に1000奪三振の大台に到達しそうだ。
720奪三振の松坂大輔、714奪三振の岩隈久志に次いで9位は608奪三振の大谷翔平。今季はDHに専念しているが、来季から再び投手としてもファンを魅了してくれるだろう。
日米通算3253奪三振のダルビッシュ
ダルビッシュは日本ハム時代に1250三振を奪っており、日米通算では3253奪三振。長い日本プロ野球史上でも歴代3位まで上昇している。
歴代1位は金田正一、田中将大は10位まで「あと12」
歴代1位は400勝投手・金田正一の4490奪三振。国鉄、巨人の通算20年間で積み上げた不滅のNPB記録だ。ダルビッシュでも1200個以上の差があり、さすがに逆転は難しいだろう。
2位は350勝を挙げた米田哲也の3388奪三振。早ければ来季中にダルビッシュが歴代2位に浮上する可能性がある。
3159奪三振の小山正明に次いで5位が3122奪三振の野茂英雄。MLBで1918、NPBで1204個の三振を奪ったトルネードは世界規格だ。
6位以下は鈴木啓示(3061奪三振)、江夏豊(2987奪三振)、梶本隆夫(2945奪三振)、工藤公康(2859奪三振)、稲尾和久(2574奪三振)とNPBのみで活躍した大投手が名を連ねる。
ちなみに11位は楽天の田中将大で、MLBで991、NPBで1571の通算2562奪三振。9月28日のオリックス戦(楽天モバイルパーク)で今季初登板すると報じられており、あと12三振を奪えば歴代10位の「鉄腕」稲尾に並ぶ。
「ホームランは野球の華」と言われるように、投手にとっては奪三振が最高の見せ場。ダルビッシュら日本の剛腕投手たちが、これからどこまで数字を伸ばすか注目したい。
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記事:SPAIA編集部