Yahoo! JAPAN

九州北部のご当地グルメ「かしわうどん」とは?特徴や作り方を解説!

macaroni

九州北部のご当地グルメ「かしわうどん」とは?特徴や作り方を解説!

九州北部のご当地グルメ「かしわうどん」とは

かしわうどんは、北九州で定番の、甘辛い鶏肉をトッピングしたうどんです。「かしわ」は鶏肉を意味します。大分では、鶏肉をブロック状に切ったものを、福岡の小倉では鶏肉の細切れを使うことが多いのだそう。

かしわうどんは漫画『クッキングパパ』にも登場!

グルメ漫画として有名な『クッキングパパ』では主人公が、実在する小倉駅ホームのかしわうどんを食べ、「実にうまい」と絶賛します。これを見て、かしわうどんの存在を知った人も多かったのではないでしょうか。

「かけうどん」を注文しても「かしわうどん」が⁉

小倉駅から折尾駅、鳥栖駅にかけて駅中にある立ち食いうどん店では、「かけうどん」を注文しても「かしわうどん」が出てきます。ほぼすべてのうどんメニューに、甘辛く煮たかしわが入っているのだとか。

かしわの味付けは、ダシやしょうゆ、みりんなどの種類や、それぞれの分量で印象が変わってきます。駅内に4つある店舗はそれぞれ味が違うという声も。北九州を訪れたら、かしわうどんの食べ比べをしてみるのもいいかもしれませんね。

お家で本格♪ かしわうどんの作り方

お家で簡単に再現できるレシピをご紹介します。鶏もも肉のジューシーなうまみと、上品なだし汁が絶品ですよ。鶏肉は、さっと湯通しするので鶏の臭さも感じず、するすると食べられます。少ない材料でできるので、ぜひ作ってみてください。

材料(2人分)

食材うどん:2玉鶏もも肉:1枚青ネギ:適量かまぼこ:適量調味料しょうゆ:大さじ4杯みりん:大さじ3杯砂糖:大さじ2杯だし汁:1000ccほど

※だし汁は、顆粒だしを使用してもいいですが、可能であれば昆布とかつおぶしなどから取ってください。味わいがぐっと、品良くなりますよ。

作り方

青ネギは小口切り、かまぼこは薄切りにする

青ネギとかまぼこを、それぞれ切って準備しておきます。

鶏肉をひと口大に切って湯通しする

鶏肉はひと口大に切って、沸騰したお湯にさっとくぐらせます。お湯からあげたら、キッチンペーパーで水気を取っておきましょう。

だし汁に鶏肉を入れて弱火で煮る

だし汁に鶏肉を入れて中火で煮立たせます。沸騰したら、アクを取りながら弱火で15分以上煮込みましょう。このとき、ネギやしょうがをいっしょに煮ると、さらに香りが良くなります。

鶏肉を取り出してこまかく裂く

煮込んだら、鶏肉だけを取り出して裂きます。手で裂くのが熱い場合は、包丁で切ってもOK。こまかく裂くか、切るのがおすすめです。皮は包丁で切りましょう。

鍋に鶏肉と砂糖、みりんを加えて炒める

鍋やフライパンに、裂いた鶏肉と砂糖、みりんを入れて炒めます。砂糖がしっかり溶けて、鶏肉に馴染むまで炒めましょう。

しょうゆとだし汁を加える

しょうゆと、鶏肉を煮ただし汁を、お玉1杯分加えて煮詰めます。残りのだし汁は、仕上げに使うので置いておきます。

汁気がなくなるまで煮詰める

汁気がなくなるまで、中火で煮詰めます。すぐに汁気が飛ぶので、焦がさないように注意してください。

うどんに鶏肉などをトッピングしてだし汁をかける

うどんをゆでて丼に入れ、青ネギとかまぼこ、煮詰めた鶏肉をトッピングします。鶏肉を煮ただし汁を、上からかけて完成です。

作るときのコツ

お好みでだし汁に味付けをしても◎

今回は、だし汁に塩やしょうゆなどは加えていません。鶏肉に、甘辛い味付けがしっかりされています。だし汁と鶏肉、うどんを一緒に口に入れると、ちょうどいい塩気になりますよ。もし、塩気が物足りないと感じたら、しょうゆや塩をお好みで追加してください。

トッピングを工夫

かしわうどんの一般的なトッピングは、ネギとかまぼこです。本場、小倉駅ホームのかしわうどんのトッピングは、長ネギやワカメを使うお店もあります。お好みで、卵などのトッピングを追加してもおいしそうですね。

手作りかしわうどんで、お家うどんをもっと楽しく!

本場のかしわうどんを食べたことがなくても、いつものうどんメニューに変化をつけたいのなら、ぜひかしわうどんを作ってみてください。かしわうどんの魅力は、甘辛いトッピングの鶏肉だけでなく、だし汁と鶏肉、麺とのハーモニーです。

上品なだし汁には、鶏肉のうまみがたっぷり染み出していて、いつものうどんと印象がガラッと変わります。一度作って味わうと、そのおいしさのトリコになってしまいますよ。豚とも牛とも違う、鶏肉ならではのうまみを、思う存分堪能しましょう!

▼動画で解説!こちらのうどんレシピもおすすめですよ♪

【関連記事】

おすすめの記事