農林水産省が呼び掛け 秋は野生の毒キノコによる食中毒に要注意
秋の味覚のひとつとして挙げられるキノコ類。旬の時期を迎える一方で、例年毒キノコによる食中毒が多く発生する時期でもあることをご存じでしたでしょうか。
農林水産省が公式Xアカウントにて「確実に食べられると判断できないキノコは、採らない・食べない・売らない・人にあげない を徹底しましょう」と、注意を呼び掛けています。
ポストに添付された画像にて紹介されているのは、「ツキヨタケ」「テングタケ」「クサウラベニタケ」「ニセクロハツ」の4種類。一見すると舞茸やしいたけのようにも見えますが、食後20~30分ほどで腹痛、嘔吐、下痢といった症状があらわれ、場合によっては死に至ることもあるという、危険な毒性を持つキノコです。
農林水産省のHPで公開されている資料によると、食中毒の発生は家庭の食事で多く見られるようで、食用と誤って採取した野生の毒キノコを持ち帰り、間違って食べてしまうケースが、特に夏の終わりから秋にかけて増加する傾向にあるとのことでした。
もちろんこの4種類に限った話ではなく、毒性を持つキノコの種類は多岐に渡り、食用キノコとの見分け方は容易ではありません。また、調理すれば食べられる(○○と一緒に料理すると食べられる等)といった、様々な言い伝えを安易に信じてはいけません。
また、当然ですがキノコ以外の有毒植物にも注意が必要です。野菜や山菜と誤って採って食べたり、譲ってもらったりして食べたことによる食中毒も数多く報告されているとのこと。万が一、野生のキノコや植物を食べて体調に異常を感じたら、直ちに病院を受診するようにしましょう。
<参考・引用>
農林水産省(@MAFF_JAPAN)
農林水産省HP「秋の味覚にご注意を!キノコを安全に美味しく食べるために」
(山口弘剛)
Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By 山口 弘剛 | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2024083005.html