「ワテってばなんてエエやつなんやー!」──クモ男はノーと言えない中間管理職!? アニメ『真•侍伝 YAIBA』クモ男 役・阪口周平さんインタビュー
青山剛昌先生による漫画『YAIBA』を原作とし、2025年4月5日(土)より放送中のTVアニメ『真•侍伝 YAIBA』。青山先生によるシナリオ完全監修の元、時を現代に移し、新たな装いで描かれる本作。
アニメイトタイムズでは、本作の放送に合わせ出演キャスト陣にメールインタビューを実施。
今回は、第5話にも登場した鬼丸八鬼衆が一人、クモ男を演じる阪口周平さんに本作の印象やクモ男の魅力をお伺いしました!
【写真】アニメ『真•侍伝 YAIBA』クモ男 役・阪口周平インタビュー
アカン、言ってて泣きそうや!
──原作漫画やアフレコ台本を読まれた際の感想を教えてください。
阪口周平さん(以下、阪口):30数年前の漫画って自由だったんだなと、ある意味新鮮な気持ちで読み直しました。連載が始まったとき僕はたしか中学生で、スマホはおろか携帯電話もなく、ポケベルが普及し出したくらいの時代だったわけです。
その頃の漫画が時を経て現代のアニメとして蘇ったことに強烈にエモーショナルな気持ちになりますね。
そして現代のYAIBAではさやかがスマホを使っている!
今で考えれば当たり前なんだけど、なんとも不思議なジェネレーションギャップを感じるし、これこそがリバイバルの面白さだなと思います。
──阪口様から見たクモ男の印象や魅力はどういったところでしょうか?
阪口:ノーと言えない中間管理職。
鬼丸のご機嫌を損ねると逆さ吊りにされたりなど酷い仕打ちを受けるのに、それでもなんだかんだ鬼丸に尽くす忠臣。
愛嬌があるのが余計に哀愁を誘う存在。。。
アカン、言ってて泣きそうや!
ワテってばなんてエエやつなんやー!
──クモ男は鬼丸猛に対して忠義を尽くしていますが、阪口さんから見て二人の関係はどう映っていますか?
阪口:パワハラ社長と社畜部下。
だが一方で鬼丸は文武両道で家族思いな前途ある若者であり鉄刃の圧倒的な被害者。
第二話を見るたびに涙が出そうになります。。。
ん?
鬼丸もクモ男もすげえ良いやつだな。
──頭脳派で最先端の機械や技術を駆使するクモ男ですが、阪口さんがご自身と似ていると感じるところや共通点はありますか?
阪口:僕も乗り物や機械的なものは好きですが、どちらかというと少し古さやアナログな空気感を感じられるものが好きですね。
クモ男はよくセンサーやナビ的なものを使ってますが、僕は車を運転するときナビはほとんど使いません。
クモ男はノーを言えないですが、僕はわりとハッキリとノーを言えるタイプです。
結論、全く共通点はありません(笑)。
似てないからこそ想像力を働かせて楽しく演じられてます。
──今後の注目ポイントをネタバレにならない範囲で教えてください。また、あわせて視聴者の方にメッセージをお願いします。
阪口:「なんかアドリブで面白くして」という無茶振りオーダーがなにかと多い『真・侍伝 YAIBA』。
ぜひ視聴者の皆さんも我々声優陣が無茶振られたシーンを探してみてください。
クモ男はこの先も愛嬌たっぷりに刃たちの邪魔をしていくので、楽しみにしといておくんなましー!