小田原・千代地区 150人で「山車曳き」
小田原市の千代地区で1月12日、道祖神の祭礼行事「山車曳き」が行われた=写真。
主催は千代連合自治会内に設置された千代山車実行委員会(隅田恭民会長)。同地区の山車曳きは1957年に山車の老朽化などを理由に中断されていたが、79年に地域で「千代を愛する会」を結成して復活。同自治会が老朽した山車を再建し、地域ぐるみで続けてきた。
新型コロナの影響で一時休止したものの、2023年に再開。自治会内に立ち上げられた「千代子どもサークル」の子どもたちが昨年末から約1カ月をかけて太鼓の演奏を練習し、当日に向けて準備を重ねてきた。
今年はおよそ150人が参加。地元団体の協力のもと、約8時間をかけて地域を回った。
隅田会長は「皆さんに協力いただき、また子どもたちの演奏で地域が一つになり、実施することができた。今回の活動がさらに地域を元気づけることにつながればありがたい」などと振り返った。