古舘伊知郎がノンストップで喋り続ける トーキングブルース『2025』が全国5都市にて開催
2025年12月~2026年3月、東京・福岡・愛知・大阪・神奈川にて、古舘伊知郎トーキングブルース『2025』が開催されることが決定した。
マイク一本、照明ひとつ。ただそれだけを味方に、古舘伊知郎は“言葉でブルースを奏でる”。言葉で世界を撃つ、それが「トーキングブルース」。
2時間ノンストップの喋りは、ニュースでは語られない、メディアには映らない“いま”言葉にすべきことを、その場で、この瞬間に届ける。「今だからこそ」生きる言葉がそこにある。初回は1988年。2004年の『報道ステーション』MC就任まで16回にわたり開催。その後10年の沈黙を破り、2014年に一夜限りの復活を遂げ、2020年、無観客での再始動を経て、2021年には全国ツアーを行った。
以後、「トーキングブルース」は古舘伊知郎のライフワークとして、年に一度、ステージに火を灯し続けている。その語りは、時代の空気に反応し、更新され続けている。一度きりの、言葉の生演奏。これは、語るという行為の可能性を極限まで引き上げた、言葉のライブ。そして今なお進化し続ける、古舘伊知郎という男の、生きざまそのもの。昨年70歳を迎えたが、今年もその勢いは止まらない。今回、4年ぶりの全国ツアーを開催する。
2025年。この一年、私たちは何を見て、何に怒り、何に笑ったのか。誰を称え、誰を責め、どんな言葉に振り回されたのか。AIが語り、人が黙り、SNSで悪態をつき、希望と不安が表裏一体で押し寄せるこの時代。スクロールする情報の渦の中で、私たちはどれほど“自分の言葉(心)”を持てているだろうか。トーキングブルース『2025』は、そんな激動の時代を生きる私たち自身を見つめ直すためのステージになるそうだ。今年を騒がせた人物、流行した言葉。そのひとつひとつに宿る社会の空気を、古舘伊知郎が己の声と思想で切り裂く。
古舘伊知郎 コメント
古舘伊知郎を古舘伊知郎たらしめるもの——それが「トーキングブルース」です。
できることなら、この舞台でしゃべりながら最期を迎えたい。
それほどの思いを込めて、今年の公演も準備しています。
今年は、スタンダップ形式で原点回帰。ぜひご期待ください!