「キッチン泡ハイター」で劣化する“使用NGな3つのもの”「うっかり使うのはNG!」「色落ちするかも」
お掃除スペシャリスト(クリンネスト1級)の三木ちなです。キッチン用品の漂白・除菌に便利なキッチン泡ハイター。しかし、使い方を間違うと素材が劣化する場合があります。ここでは、キッチン泡ハイターを使うと劣化する、じつは「使用NGなもの」をご紹介します。
NGその1.ホーロー鍋
寒い季節は、温かい鍋や蒸し料理をつくるのに、ル・クルーゼをはじめとする「ホーロー鍋」が重宝します。
しかし、コゲつきや汚れを落とすのにキッチン泡ハイターを使用するのはNGです。塩素系漂白剤でお手入れすると、ホーロー鍋独特の光沢やツヤを損なう場合があります。
また、ホーロー鍋の表面に割れや欠けた部分がある場合、塩素系漂白剤が入り込んでさびる恐れも……。ホーロー鍋を傷めずに汚れを落とすのなら、専用のクリーナーや重曹の使用をおすすめします。
NGその2.メラミン食器
軽くて丈夫、そして熱に強いメラミン食器は、扱いやすさが魅力。赤ちゃんや子ども用の食器にも多く使われています。
しかし、そんなメラミン食器もキッチン泡ハイターは使えません。メラミンは塩素系漂白剤との相性がよくなく、黄色く変色する恐れがあります。
せっかく漂白しようと思っても、かえって見た目が悪くなる場合も。メラミン食器の汚れを落とす場合は、塩素系ではなく、キッチンワイドハイターやオキシクリーンなどの酸素系の漂白剤の使用をおすすめします。
NGその3.色柄ものの布ふきん
キッチン泡ハイター自体、布ふきんの漂白に使えないわけではありません。
しかし、色や柄入りの布に使うと、色落ちの可能性があります。5分ほどのつけ置きで変色する素材に対しては、使用を控えると安心です。
白無地のふきんは色落ちの心配がないため、キッチン泡ハイターの除菌に適しています。
「使えないもの」は事前に確認を
キッチン泡ハイターは使える素材が多い塩素系漂白剤ですが、素材によっては変色や変質する場合があります。
お手入れ前に使用できないものを確認して、安心・安全に活用しましょう。
三木ちな/お掃除クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級、節約生活スペシャリスト、歴20年業スーマニア