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【横浜市南区】南消防署 吉野美貴子さん サンボで世界大会へ 階級下げ、優勝狙う

タウンニュース

世界大会に臨む吉野さん

南消防署に勤める吉野美貴子さん(25)が、日本代表として中央アジアのキルギス共和国で開催される「世界サンボ選手権大会」(11月7日〜9日)に出場する。同大会は、2回目の挑戦。前回はスポーツサンボ女子54kg級に出場し、1回戦で敗退したが、今回は50kg級に階級を下げ、優勝を狙う。

サンボはロシア発祥の格闘技。柔道に似た競技だが、大きく異なるのは技でポイントを競う点だ。制限時間以内に8ポイント以上差がついた時点で「テクニカル一本」となり、勝者が決まる。「一本」を取った場合もその場で勝敗が決する。

全日本では2連覇

吉野さんは、今年2月に開催された「第51回全日本サンボ選手権大会」で2連覇を果たし、世界大会の切符を手にした。156cmの吉野さんは、同じ階級の外国人選手と比べるとやや小柄な体格で、前回出場した世界大会では、外国人選手の身長の高さ、手足の長さに苦戦した。そこで全日本サンボ連盟の監督からの助言もあり、階級を下げることを選択した。

小学3年生で柔道を始め、中学時代にはサンボの大会にも出場。高校、大学では柔道に没頭した。「小さいころから頑張ってきた柔道を人命救助に役立てたい」と横浜市消防局に入局。今も現場に出続け、救命活動を行う。勤務の傍ら、横浜消防レスリング部に所属。そこで、部員にサンボを勧められ再び試合へ出るように。昨年は「アジア&オセアニア選手権大会」で優勝するトップアスリートとなった。

普段は、港南区にあるスポーツジムや母校である横須賀学院の柔道部、同連盟の監督のもとで練習を行う。「背中をつかまれてしまうと、技をかけられやすくなる」と、組手のテクニックなどを磨き、手が長い外国人選手に対応できるよう練習を重ねてきた。「柔道と違い、ポイントを取りに行くことも意識したい」と話す。

世界サンボ選手権大会のスポーツサンボ女子50kg級には、最大16人が出場する予定で、4回勝てば優勝となる。吉野さんは「試合で他の選手に力負けしない自信があるので、練習したテクニックを生かして、優勝をつかみたい」と意気込む。吉野さんは、11月7日から試合に出場する。

試合で技をかける吉野さん(青の道着)=本人提供

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