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なぜ子犬の突然死が起こるの?死に繋がる絶対NG行為や愛犬の危険な状態とは

わんちゃんホンポ

子犬が突然死する理由

元気いっぱい遊んでいた子犬の容態が急変し、突然死してしまうことがあります。何が起きたのか分からず、飼い主は戸惑うことでしょう。

子犬の突然死に繋がる病気がいくつかあります。元気いっぱいで食欲旺盛な子犬ですが、まだまだ免疫力が低く、病気のリスクが高いのです。

低血糖症

「低血糖症」とは、血糖値が低下した状態を言います。血液中のブドウ糖が減少しているのです。ブドウ糖の減少は、神経症状を起こすことがあるため注意が必要です。

生後3カ月程度の子犬は、体の中に十分なブドウ糖を貯蔵するための機能が不十分です。そのため、低血糖症になりやすいのです。

子犬の低血糖症は緊急性が高く、あっという間にぐったりとします。血糖値が低くなればなるほど、症状は悪化します。さっきまで元気に遊んでいたのに急にぐったりしてしまったというときは、すぐに動物病院へ行きましょう。

子犬の低血糖症の原因には「空腹」があります。空腹は、子犬の低血糖症を招きやすいため、食事の回数を増やすなど対処しましょう。

犬パルボウイルス感染症

子犬がかかりやすく、突然死の原因になりやすいのが感染症です。その中でも、「犬パルボウイルス感染症」は、全年齢で感染しますが、とくに1歳以下の子犬に発病しやすく、死亡率も非常に高い感染症です。

✔ぐったりとし元気がなくなる
✔ごはんを食べなくなる
✔嘔吐する
✔下痢に血が混じる

子犬が犬パルボウイルス感染症にかかると、このような症状が見られることがあります。

お散歩デビューは、混合ワクチンの接種を済ませてから行いましょう。他の犬と接触しなければ大丈夫ということはありません。地面に落ちている他の犬の排泄物から感染することがあります。

また、混合ワクチンを摂取した後も、すぐに抗体ができるというわけではありません。抵抗力の弱い子犬に配慮した対応をしましょう。

子犬の突然死に繋がる絶対NG行為

ここからは、子犬の突然死に繋がってしまう絶対NG行為について解説します。

後悔することがないように、子犬をお迎えする前にきちんと理解しておきましょう。

おもちゃや物を出しっぱなしにする

おもちゃや物を出しっぱなしにしていると、子犬が誤飲誤食し、突然死に繋がる恐れがあります。

おもちゃは、子犬の口の中にすっぽり入ってしまわない大きさのものを与えるようにし、遊び終わった後は片づけるようにしましょう。

文房具や化粧品など、小物は引き出しの中にしまうようにしましょう。

不要な家電製品のコードをさしっ放しにすること

スマートフォンやドライヤーなど、不要な家電製品のコードのさしっ放しは、突然死に繋がる恐れがあります。

好奇心旺盛な子犬です。歯の生え変わりのムズ痒さから物を噛みたくなってしまいます。家電製品のコードがコンセントにさしっ放しの状態であったらどうでしょう。

子犬が感電死してしまう恐れがあるでしょう。

抱っこを強要する

抱っこの強要は、嫌がって暴れる子犬が落下し、頭や体を強打したことによって突然死してしまう恐れがあります。

とくに子供や高齢者が抱っこすることには注意が必要です。立った姿勢ではなく、座った姿勢になり、膝の上に抱っこするようにしましょう。

座った姿勢であっても、嫌がって暴れる子犬は抱っこさせない、という対応が望ましいでしょう。

拾い食いをさせてしまう

散歩中の拾い食いは、子犬の突然死を招く恐れがあります。

道端に、害虫や害獣を駆除するための薬品が置かれていることがあります。また人間の食べ物が落ちていることもあります。

そのようなモノを口にすれば、子犬が中毒症状を起こし、突然死してしまう恐れがあります。散歩中、可愛い愛犬の姿を写真や動画に撮ることばかりに夢中になっていませんか?

安全な家から一歩外にでると、そこには何が落ちているか分かりません。(何でこんなものが!?)と驚くようなものが落ちていることがあります。

好奇心旺盛な子犬ほど、口の中に入れたくなってしまうものです。石を飲み込んでしまう子犬だっています。

拾い食いをさせることがないよう、周囲の安全をよく確認しながら散歩するようにしましょう。拾い食いは癖になってしまうことがありますので、しつけも行うとよいでしょう。

また、拾い食いは自宅の室内でも起こりやすい、ということを理解しておきましょう。

まとめ

子犬の突然死が起こる理由には次のようなものがあります。

✔低血糖症
✔犬パルボウイルス感染症
✔おもちゃや物の誤飲誤食
✔家電製品のコードによる感電
✔抱っこからの落下
✔拾い食い

愛犬の元気がなく、ぐったりしてしまったときは、すぐに動物病院へ行きましょう。

今回解説しましたように、子犬は急変が起こりやすいため、夜間に対応してくれる動物病院も事前に探しておくべきです。


(獣医師監修:後藤マチ子)

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