<お金にルーズになるやり方>中学生の子どもが追加のお小遣いを求めてくる!みんなのお小遣い制度は?
子どもには経済的に苦労させたくないと考えるのは親の常。そのためにも小学生くらいから、お小遣い制を導入したり無駄使いをさせない教育をしているママもいることでしょう。ママスタコミュニティには「お友達との交際費を無条件に渡しますか?」というタイトルで、こんな投稿が寄せられました。投稿者さんのお子さんは中学生。クラスの打ち上げや夏休みのイベントなどでたびたび追加のお小遣いを要求されるのだとか。
『昨年は夏休みに友達とたくさん約束をしていましたが、追加のお小遣いは渡しませんでした。毎月の2千円のお小遣いとお年玉の5千円でやりくりさせています。それでも足りない場合は家事をしっかり一週間やらせて、大切に使うようにと渡しました。でも「みんな親からたくさんお小遣いをもらっている。手伝いもしていない!」と不満を言われます。将来お金にルーズにならないように、お金は使わないで貯金するように話しています。湯水のように使えると思われたり、簡単にお小遣いをもらえたりする体験はよくない』
お子さんがお友達と遊びに行く際、追加のお小遣いを要求されるという投稿者さん。普段は毎月2千円のお小遣いとお年玉5千円を渡してやりくりさせて、足りないときは家事の手伝いをさせて少額のプラス分を渡しているそうです。ちなみにお手伝いは食器洗いや庭掃除、玄関やお風呂の掃除など。限りあるお金をなるべく貯金に回し、大切に使うようにお子さんに伝えているという投稿者さんですが、ママたちからはどのようなコメントが寄せられたのでしょうか。
必要なときに必要な分のお小遣いを渡しているよ
『私が貧乏育ちでむなしい経験をたくさんしたから、子どもには渡しちゃう』
『子どもに月のお小遣いを渡したことがない。部活していたら使う暇もないから、必要なときに「○○円で足りる?」という感じで渡していた。だからお年玉とかで自分のお金を使うのがすごく残念みたいで、逆に財布の紐がかたい大人になった』
『そもそも大人になったら家のことをしても一銭にもならないけど、やらなきゃいけないことじゃん。私なら家事はやって当たり前だと思ってほしいからそれでお小遣いなんて渡さないし、中学生はまだ働けないからその間は渡すよ』
「簡単に手に入らないお金を大切に貯金してほしい」と綴っていた投稿者さん。子どもへ渡すお金をかなりキッチリと管理していることがうかがえます。一方でママたちが子どもたちにどんなお小遣いの渡し方をしているかと掘り下げてみると、「貧乏で辛い思いをしたから、子どもにはお小遣いを渡しちゃう」「必要なときに必要な分を渡していた」という体験談が寄せられていました。これはお子さんの年齢や部活などの状況にもよりますが、今回の投稿で集まった意見では投稿者さんほどキッチリ管理している人は多くない印象でした。
また追加のお小遣いについては「中学生はまだバイトもできないのだから渡していいと思う」「家事はやって当然だからお小遣いに絡めるのはナシ」という意見も。たしかに今後生きていく上で家事は無償でやることが多いはずなので、家事をすればお小遣いをもらえるという認識を植え付けるのは適切ではないという考え方もありますね。
縛りつけすぎるのもよくないかも
『「将来お金にルーズにならないようお金は使わないで貯金するよう話している」と本気で思っている? 逆にパパ活とかで稼ぐかもよ』
『方針はいいけど周りとの差があり過ぎると子どもは陰でお金を工面しようとするかもしれないから、ほどほどがいいと思う』
『そうやってギチギチに管理されて貯めたお金を、お子さんはいつになったら使えるの?』
お金にルーズになってほしくない思いから、かなり厳しくお子さんのお金の管理をしている印象の投稿者さん。そんな投稿者さんに対してママたちからは「逆効果かも」というコメントも寄せられていました。お子さんは周囲の友達と自分を比較して、お小遣いの少なさや親の厳しさに不満を持っています。お友達と思うように遊びに行けない思いも抱えているでしょう。そのためむしろお金への執着が強くなってしまい、たとえば楽して稼げる怪しいアルバイトなどにも興味を持つ可能性もあるかもしれません。「そうやって管理されて貯金ができたとしても、いつ使うの?」というコメントもあり、投稿者さんの締めつけに疑問を抱くママもいました。
子どもと話し合って、家族ごとに納得したやり方を探そう
『うちは毎月5千円とご褒美でPayPayを送ってあげている。お昼の学食で食べるときとか遊びに行くときに追加はしていない』
『今は何かと打ち上げをしたり、映画とかカラオケとかでお金がかかるんだよね。うちはお金の大切さをしっかり伝えて成績上位をキープすることを条件に、必要なときにその都度渡していたよ。「うちだけなんか厳しい」と言いながらも頑張ってくれたよ』
『昔なら2千円でやりくりできたかもしれないけど、今は無理だよね』
投稿者さんとしては自分自身の中学時代とも比較して「毎月2千円も渡せば足りる」と考えているのかもしれません。しかしママ世代の中学生の頃と今の中学生では、娯楽や遊びの種類、かかるお金も大きく違いますよね。値上げもしていることから友達とランチに行ったり放課後におやつを買ったりする際にも、投稿者さんの想定以上のお金が必要になっている可能性も。「友達と遊びに行くのって結構お金がかかるよね」「厳しくしたいのはわかるけど、楽しみを必要以上に奪うのはかわいそう」というコメントもあり、お子さんの現状に同情的なママもいました。
お小遣いを子どもにどう渡すのかは各家庭の考え方によってさまざまであり、正解も不正解もありません。投稿者さんも自分のやり方を貫きたいのであれば、お子さんにそう説明して納得させればいいもの。ただ何度もお子さんから不満を言われて今後の方向性に悩んでいるのであれば、実際に毎月2千円のお小遣いを何に使っているのか、追加のお小遣いがないことでどんな機会を失うのかを親子で話し合うのもいいかもしれませんね。