破裂するの?「オキシクリーン」の“3つのNGな使い方”「気をつけなきゃ…」
お掃除スペシャリスト(クリンネスト1級)の三木ちなです。オキシクリーンは、酸素のパワーで汚れを落として漂白までしてくれる、定番の酸素系漂白剤。家中の掃除に使える万能クリーナーですが、じつは注意点も……。ここでは、オキシクリーンを使うときに気を付けたい「3つのNG行為」をご紹介します。
NGその1.密閉する
オキシクリーンは酸素の力で洗浄します。つねに酸素が出続けているため、密閉は厳禁です。
気を付けたいのが「オキシづけ」。ジッパーやチャック付きの保存袋が重宝しますが、袋の中が密閉状態になるのでNG。袋内に酸素が溜まり、破裂する恐れがあります。
また、詰め替え用のオキシクリーンを自分で用意したボトルやケースに移し替えるのも注意が必要です。
オキシクリーンのボトルには、よく見ると小さな穴が開いています。これが酸素の逃げ道! 酸素がこもって圧がかかってしまうので、密閉性の高い保存容器に入れるのも避けましょう。
NGその2.危険な洗剤と混ぜる
オキシクリーンは洗濯や掃除に使える酸素系漂白剤ですが、洗剤との併用には注意点があります。
アンモニアを含むもの、塩素系漂白剤、還元系漂白剤、家庭用洗剤と混ぜてはいけません。誤ったオキシ足しをしないよう、必ず商品パッケージの裏を見て併用する洗剤や量が安全か確認しましょう。
NGその3.高温になる場所で保存する
どんな洗剤も、保存状態が悪いと劣化します。オキシクリーンは“高温多湿な環境を避けて保存するのが適切です。直射日光があたる場所も避けましょう。
コンロ付近は高温になりやすく、シンク下は湿気がこもりやすいためNGです。できるだけ温度と湿度の変化がない場所がおすすめ。わたしはリビングの戸棚につくった洗剤置き場に保管しています。
オキシクリーンの注意事項を把握しよう
洗濯や家中の掃除に消臭にも役立つオキシクリーンですが、使用するうえで気を付けるべきこともいくつかあります。
ただしい使い方や注意点を確認のうえ、日頃の掃除に活用しましょう。
三木ちな/お掃除クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級、節約生活スペシャリスト、歴20年業スーマニア