【鎌倉 イベントレポ】Summer Navigation-つくる人とつながる、湘南のハンドメイド時間
先日、小田急百貨店藤沢店2Fの「キラッとプラス」に立ち寄ってきました。
ここは、江ノ電藤沢駅からすぐの、湘南の作家さんやブランドが週替わりで出店する人気のスペースです。
地域に根付いたブランドや、湘南らしい「海と暮らし」が感じられる作品に出会えるので、ふらっと覗くのがいつも楽しみです。
Summer Navigation
今回のPOPUPは、2025年7月16日(水)~ 7月22日(火)に行われていた、湘南で活動する作り手さんが集まる特別なマルシェでした。
一つひとつの作品に時間と手間、そして湘南の空気がぎゅっと詰まっていて、じっくり見入ってしまいました。
インドネシアの手仕事を湘南へーkashiさん
まず最初に目を引いたのが、kashiさんのカゴバッグ。
カラフルなバッグがたくさんあり、インパクトがあって素敵です。
インドネシアの主婦の方々が一つひとつ手編みしたカゴバッグを、現地で形や色を厳選して買い付け、日本の女性のファッションに合うように仕立てているそうです。
カゴの内布や仕上げの縫製は日本で行っているものもあって、海外の手仕事と日本の丁寧な仕立てが合わさった、とても贅沢な作りでした。
インドネシアでハンドプリントした鮮やかな布も使われていて、湘南の海にもよく似合いそうな色合いでした。
ただ海外のものをそのまま持ってくるだけではなく、「日本の暮らしに馴染ませる目線」が素敵でした。
福祉とアートを繋ぐーLino rino flower designさん
続いて、Lino rino flower designさんの藍染め作品の前で足が止まりました。
lono rinoさんは、障害者福祉施設の皆さんと協力して藍染を行い、フラワーアーティストがそこに手を加えて小物や雑貨に仕立てるブランドです。
深い藍色の風合いには、一つひとつ違う表情があって、機械染めでは出せない優しいムラや濃淡がとても綺麗でした。
福祉施設の方の仕事が、こうして誰かの日常に彩りを届ける形になるのは、ものづくりの可能性を感じさせてくれます。
湘南では「誰かの働く場を守りながら、ものを作る」という取り組みが本当に自然に根付いているんだなと、改めて感じました。
沖縄の海を湘南から届けるーchi-tanさん
そして最後に、chi-tanさんのブースへ。
chi-tanさんは湘南在住の作家さんで、沖縄の工房で職人さんが一つひとつ手作りする「蛍ガラス」の玉を使ってアクセサリーを制作されています。
ガラスの中に閉じ込められたブルーやグリーンの光は、小さな海のようにキラキラしていて、つい何度も角度を変えて覗いてしまいました。
湘南の海の色とは少し違う、沖縄の透き通った海の青が、湘南の作家さんの手を通してここ藤沢に届くという繋がりも、なんだか不思議で嬉しかったです。
他にもいろんな作家さんがいて、とっても素敵な空間でした。
湘南らしい助け合いの形
今回のPOPUPで素敵だなと思ったのは、どの作り手さんもお互いの作品をよく知っていて、「こちらの作品もとっても可愛いんですよ」とお客さんに自然に紹介しあっていたこと。
主婦や子育て中の作家さんが多く、みんなでシフトを交代しながら店頭に立っているそうです。
誰かが休むときはお互いにカバーし合って、交代でお客さんに作品を届ける。
そんなの空気が、湘南らしいなと感じました。
江ノ電の玄関口で、湘南の今にふれる
「キラッとプラス」は、地域密着型の売り場として、地元の人たちに愛されているスペースです。
湘南の暮らしに合ったブランドが集まってくるので、江ノ電でふらっと立ち寄った観光客も、地元の人も楽しめます。
今回の作家さんたちの活躍にも期待ですね。
ぜひ、作家さんたちのSNSを見てイベントに行ったり、応援しましょう!
Summer Navigation
開催日時
2025年7月16日(水)~ 7月22日(火)
10:00〜21:00
開催場所
小田急百貨店ふじさわ2F『きらっとプラス』
(ODAKYU湘南GATE2F)
主催
chi_tan