製造から数年経ってもふわふわで香りよく美味しい!すぐ食べられるパンの缶詰
パン・アキモトさんは、もともと普通のパンを製造していた栃木県那須塩原市のパン屋さんです。1995年、阪神淡路大震災の時、パンを寄付したものの、だめになってしまいました。被災者の方からは、「いつまでも食べられるパンの缶詰がほしい」という希望の声を聴き、試行錯誤しながら開発したのが、このパンの缶詰です。
開けてすぐ食べられるので、備蓄食としておすすめです。また、ふわふわなので、咀嚼力が弱い幼児から高齢者まで、幅広い世代のためにお召し上がりいただけます。実際、製造から2年経ったものを食べたことがありますが、ふわふわで、香りもとてもよかったです。中でも個人的にお気に入りなのが、今回ご紹介するオレンジです。
もともとの製品は賞味期間が37ヶ月(3年1ヶ月)でしたが、今回の新製品はさらに長期保存が可能で、5年間保存ができるようになりました。乳酸菌も練り込まれていて健康面も配慮されています。
パン・アキモトでは、「救缶鳥(きゅうかんちょう)プロジェクト」というのを実施されています。缶詰を購入し、保管しておいたあと、再度購入される場合、今まで保管していたものをパン・アキモトが引き取って、世界の戦闘地や国内外の被災地などに寄付してくれるというものです。
缶のメッセージ欄にはメッセージを書くことができます。相手国によっては、パンを食べ終わった空き缶が食器がわりになります。この、ビジネスと社会貢献があわさったソーシャルビジネスの形態は、環境省の賞をはじめ、多くの賞を受賞しています。
2024年1月1日に発生した能登半島地震で、防災用品や備蓄食品が売れていると伺っています。ではどのような食品を買って備蓄しておけばよいのか。常温で、開けてすぐ食べられるパン・アキモトの缶詰は、備蓄食としてぴったりです。幸いにして災害が発生しなかった場合は、そのまま日常食として食べたり、寄付したり、きちんと活用することができます。おすすめです!
商品名:アキモトのパンのかんづめ(乳酸菌入り)オレンジ味
販売:オンラインショップNN
文:お取り寄せの達人:井出留美さん(食品ロス問題ジャーナリスト)