「今度こそ本当にデイケアに行け」あまのじゃくな義母に心の声は届くのか #頑張り過ぎない介護 109
一つ屋根の下で義母と同居しているまる子さん。嫁姑問題や介護の話をメインに自身の体験をマンガにしています。
義母の今後について考え中だった夫から、「通所リハビリ『デイケア』でどうだろうか?」と、まる子さんに話がありました。おそらく直腸脱(肛門から直腸が飛び出す病気)の手術をしないであろう義母と、施設という選択肢はないと断言する夫、2人の落としどころはデイケアだろうと思っていたまる子さんの予想通りです。そしてまる子さんは、デイケアに通うなら自分が家にいる日は全部行ってもらうという条件を出しました。その意見をくんで、義母のもとへ話しに行った夫ですが、部屋からはもめている声が聞こえてきました……。
今度こそ行って…!
まる子さんが、いつものように義母のお世話をするために部屋に行くと、義母からデイケアのカタログを見せてほしいと言われました。この日、まる子さんは仕事だったので、ひとまず先にカタログだけ渡すと伝えたのですが……。「ケアマネさんのおすすめの場所は?」「あなたたちは、どこに行ってほしいの?」と、義母の質問攻めが始まりました。最初こそ冷静に答えていたものの、出勤前で忙しかったこともあり、ついにブチギレ。すると、義母もなぜか逆ギレ。まる子さんは、まだまだ続きそうな言い合いを切り上げ、仕事に向かいました。
朝、部屋に行くと義母から話しかけられました。なんだか微妙に事実がすり替わってるような気もしますが……。
どこまで本気かわかりませんが、義母の覚悟が決まったようなので、早速ケアマネさんに連絡します。
実は、義母が使うトイレが少し前から水漏れを起こしていて、もうだいぶ限界に近づいていました。
義母は頻尿のため、長時間かかるトイレの修理をお願いするわけにもいかず、吸水パッドを使いながらしのいでいるのですが……。
そんな私たちの苦労は知る由もなく、義母は相変わらずネチネチ……。
でも、トイレの修理は義母も希望しているようで、それなら早くデイケアに行ってほしいのですが。
私の心の声、通じた……?
今朝、義母の部屋に入ると「前回のデイサービスには一度も通えずにケアマネさんに迷惑をかけたから、今回はもう最期だと思ってデイケアに通う」と、一部事実のすり替えはあったものの、前向きな発言がありました。
しかし、デイサービスのときも毎度いろいろな理由をつけて休み続けたため、前向きな発言をしているからといって、信用してはいけないのです。それでも、手術もせず施設に入るわけでもないのだから、デイケアくらいは行ってほしいと淡い期待を抱いてしまうのも事実です。
義母の言葉を受け、早速私はケアマネさんに連絡。もし義母がデイケアに通うようになったら、もうその場しのぎすらできないくらいの水漏れを起こしている、義母が使っているトイレの修理ができます。ずっとやりたいと思っていたので、義母には一刻も早くデイケアに行ってほしいと思ってしまいます。
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過度な期待は禁物だと、前回の経験をふまえてわかっているつもりですが、それでも今までの大変な介護から解放されると思うと、期待したくなるのもわかります。もしこれで「行かない」と言い始めたら、今度こそ夫やケアマネさんに手術をするように説得してもらいたいですね……。
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