「釣りで豪雨災害からの復興を支援！」第4回上天草パールライン釣り大会が10月25日に開催【熊本】
熊本県上天草市で、釣りと清掃活動を組み合わせたユニークな大会「第4回上天草パールライン釣り大会」が10月25日（土）に開催される。釣果と拾ったゴミの量で競う日本初のスタイルで、令和7年8月の豪雨災害からの復興支援を目的としたチャリティー企画だ。
上天草パールライン釣り大会
熊本県上天草市を舞台に、釣りと清掃活動を組み合わせたユニークなイベント『第4回上天草パールライン釣り大会』が、10月25日（土）に開催される。釣果と拾ったゴミの量をポイント化して競う日本初のスタイルで、今年は令和7年8月の豪雨災害からの復興支援を目的としたチャリティー大会として実施される。
大会フィールドは上天草市全域。堤防や磯、遊漁船、釣り堀など、上天草市内であればどこでも釣りが楽しめる。エサ釣りやルアー釣りなど釣法は自由で、魚種の数と拾ったゴミの総重量で合計ポイントを競う。釣りの際はライフジャケットの着用が推奨され、資源保護のため規定サイズ以上の魚のみ検量対象となる。
豪華賞品＆抽選会も楽しみ
大会のもうひとつの魅力が、釣具メーカーや地元企業による豪華賞品の数々だ。DAIWA、SHIMANO、VARIVAS、TULALAなど有名ブランドの釣具や、地域特産品が多数ラインナップされる予定。
入賞者にはもちろん、参加者全員が対象となる抽選会も実施される。釣りを楽しみながら地域を応援できる仕掛けが満載だ。
釣り人の手で海を守る
近年、釣り場でのゴミ問題が全国的に課題となっている。マナー違反や放置ゴミによって一部の釣り場が閉鎖されるなど、釣り人の立場が問われる事例も増えた。
上天草市でも同様の課題を抱えていたが、「釣り人だからこそできる地域貢献があるはず」との想いから、上天草市釣りを軸にしたブルーツーリズム推進委員会（BT委員会）が立ち上がった。
BT委員会は2021年に設立され、釣りコン、親子釣り教室、アマモ造成活動などを通じて「釣りで地域を元気にする」活動を展開。中でもこのパールライン釣り大会は、「釣りを楽しむことがそのまま海をきれいにする行為になる」という理念を形にしたイベントだ。
目的は復興支援と地域応援
今年の大会は、8月の豪雨災害で大きな被害を受けた上天草市の復興を応援する特別開催。参加費（500円・税込）はすべて上天草市災害義援金として寄付される。
また、上天草市内のお店で10月24〜25日に発行されたレシートを持参すると、1000円につき1回（最大3回まで）抽選に参加できる特別企画も実施。釣りを通じて地域経済を回し、街を元気にする仕組みが用意されている。
大会詳細
・開催日：2025年10月25日（土）
・競技時間：0:00〜14:00（釣り＆ゴミ拾い）
・検量受付：12:00〜14:30
・閉会式：15:00〜（上天草市松島観光海運会館 駐車場）
・会場：松島観光海運会館（熊本県上天草市松島町合津）
・参加費：500円（税込） ※全額を上天草市災害義援金に寄付
・定員：先着100名
・釣り方： エサ釣り・ルアー釣りなど自由（市内であれば場所自由）
・対象外魚種：フグ、アイゴなどの毒魚・ウツボ・サメ・エイ・特定外来生物（ブラックバス、ブルーギルなど）
・主催：上天草市釣りを軸にしたブルーツーリズム推進委員会（BT委員会）
・協賛：DAIWA、SHIMANO、VARIVAS、TULALA、DUEL、THIRTY FOUR、マルキユー、熊日釣りタイム、TSURINEWSほか多数
釣りを通じて上天草に笑顔を
BT委員会では、会場での募金箱設置やオンライン募金の受付も行い、遠方からの支援参加も呼びかけている。
主催者の山下一美会長は「釣り人が楽しみながら海をきれいにし、地域の笑顔を取り戻す大会にしたい」と話す。
「釣りに行くことが誰かの力になる」――そんな想いを胸に、今年も上天草の海に多くの笑顔が集まりそうだ。
エントリーは公式HPからできるので確認してみてほしい。
＜藤田浩平／TSURINEWS編集部＞
