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東葛合唱団はるかぜ35周年記念コンサート「ぞうれっしゃがやってきた!」6月23日開催【松戸市】

チイコミ!

東葛合唱団はるかぜ35周年記念コンサート「ぞうれっしゃがやってきた!」6月23日開催【松戸市】

「東葛合唱団はるかぜ」が、戦後の実話を基にした合唱構成「ぞうれっしゃがやってきた」を総勢120人で歌い上げる他、太鼓の演奏も楽しめるコンサートを開催します。

35周年を迎えた東葛合唱団はるかぜ

1989年に発足したはるかぜは、「虹をかけようこの街に」を合言葉に、その時々に大切な題材を選んだ合唱構成作品発表会を2年に1度開催。

毎月「うたごえ喫茶」も行うなど、地元に明るい声を響かせ愛されてきた合唱団です。

35周年を迎えた今年の演目は、「ぞうれっしゃがやってきた」。

86年の初演以来、全国各地で多くの合唱団に機会あるたびに歌われ続け、その名を冠した合唱団もあるほどの名作です。

松戸音楽祭で歌った合唱メンバーたち

今回、合唱団員と、募集で加わった2歳から80代までの総勢120人が、楽団の指導者で声楽家の酒井崇さんの下で練習を積んだ声を届けます。

初演に感動した手塚治虫さんから贈られた絵 ©Tezuka Productions

象を見たい!夢をかなえた子どもたち

戦時中、空襲の激化による逃亡の危険から、動物園の猛獣たちが皆、殺処分になりました。

その中で、名古屋市東山動物園では園長たちが守り抜いた2頭の象が生き伸びました。

1949年、それを知った台東区の「こども議会」が話し合って、「上野動物園に象を1頭でも貸してほしい」と、子ども代表が上野動物園、そして東山動物園にも出向いて請願。

その熱意に応え、「象の移送は難しいが、子どもたちが名古屋に象を見に来ればいい」と臨時列車の運行が決定!

なんと全国から5万人を超える子どもが「ぞうれっしゃ」に乗り、象に会えました。

象列車で来た子こど もたち(提供/東山動物園)

さらに、それを伝え聞いたインドのネルー首相(当時)が、同年秋に上野動物園に象を贈ってくれたのでした。

子どもたちが自ら声を上げ、人々を動かし、夢をかなえたこの明るい実話を、プロの声楽家やフルート、ホルン、ピアノの演奏家が盛り上げます。

子どもたちと一緒に、この感動の体験を歌でたどってみては。

日時/6月23日(日) 午後2時開場 午後2時30分開演
場所/松戸市民会館大ホール
住所/千葉県松戸市松戸1389-1
料金/前売り大人1700円(当日券は大人2000円)
   中高生800円
   小学生・障害者500円
問い合わせ/090-7821-1127
メール/sohta.hope51@docomo.ne.jp
    東葛合唱団はるかぜ 太田

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