【横浜市都筑区】都田西小学校が「給食優良」で文科大臣表彰 地産地消やフードロスの取り組み評価
「学校給食優良学校」として文部科学大臣表彰を受賞した都田西小学校(井上強校長)が11月11日、教育長との懇談の場で取組や成果を発表。地産地消やフードロスに触れた献立などの工夫を紹介した。
学校給食優良学校は、文科省が学校給食の普及と充実に関し、優秀な成果をあげた学校等を表彰するもの。今年度は全国で9校が選ばれた。
同校は、栄養教諭を中心に、日々の食に関する指導の推進や安全な給食の運営に取り組んでいる。同校の栄養教諭を務める山極昌代さんは「継続的な取組を評価いただき、表彰されたことがうれしい。それに恥じないよう、今後ますます学習に深みをもたせたい」と意気込んだ。
美味しく学ぶ
同校では地元農家や生産者などと連携し、児童らに「食を通した学び」の機会を提供している。
9月には横浜中央卸売市場協力のもと出前授業を実施。競りや鮮魚に触れる体験を行った。11月10日には同市場の「いちば食育出前授業」に参加し、児童らが取組内容や学んだことなどを発表した。また、11月19日には、都筑区産のキャベツを芯まで食べられるように調理し、提供している「横浜ラーメン厨房うえむらや」=池辺町=での学びを経て、児童らが新たに考案した「芯までおいしくぎょうざ」が給食として振る舞われた。
山極さんは「『食べなさい』と強要するのではなく、食に関する学びを通して自発的に『残さず食べよう』と思ってもらうことが大切」と語る。
井上校長は「うちの給食は美味しい。子どもたちからすると、学んだことに関連した給食が出るので、より味わい深いと思う」と話した。