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姫路城の知られざる秘密&伝説を紹介♪姫路観光が100倍楽しくなる!?

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姫路城の知られざる秘密&伝説を紹介♪姫路観光が100倍楽しくなる!?

日本一の名城との呼び声高い「姫路城」。海外からの観光客も多く訪れる姫路の人気スポットですが、姫路城には地元民でも知らないような秘密がたくさん。これを知っていれば観光が100倍!?楽しくなること間違いなし!ガイドブックには載っていない姫路城の秘密&楽しみ方を紹介します!これを読めば、きっと姫路城に足を運んでみたくなるはず。

・姫路城って何階建て?大天守に辿り着けない不思議

天守群が青空によく映える、国宝「姫路城」。白鷺城(しらさぎじょう)とも評されるほど、白くて美しい壁とシラサギが羽を広げたような優美かつ雄大な造りが印象的です。
姫路城の象徴とも言える「天守」は、国宝にも指定されていて、「大天守」と3つの「小天守」を渡櫓(わたりやぐら)で連結した「連立式天守」と呼ばれています。なかでも最も大きい「大天守」は、江戸時代から残る「現存12天守」の中で最も高い約31.5mを誇ります。ほかの三つの小天守(こてんしゅ)は、それぞれ「西小天守」「乾(いぬい)小天守」「東小天守」と呼ばれいます。
さて、その「大天守」は何階建てなのでしょう?
敵の侵攻を阻むために考えられた城郭建築では、屋根の数を「重(層)」、内部の床の数を「階」と呼びます。姫路城の大天守の外観は5重なので、一見5階建てに思えますが、実際には地下1階、地上6階の7階建てなんです。
正解は5重7階

城郭建築では、城内に攻め込もうとした敵を困惑させて、大天守の最上階まで簡単に到着させないような構造に造られています。姫路城の内部を見学するときは、ぜひ姫路城に攻め込む気持ちで、階層を数えながら天守閣を目指してみて。

・石垣の角に使われている、大きな四角い石は何?!

姫路城の見どころの一つに石垣があります。よく見ると、角には四角に整えられた大きな石が使われているのが分かります。四角く切り出した石が使われているのでしょうか?
答えはNo!
実はこれ、石棺(せっかん)なんです!

石棺とは、遺骸を収める棺を石材で造ったもの。
姫路城の石垣には、石棺や墓石が組み込まれています。当時から周辺に有力者の古墳などがたくさんあったことから、姫路城を築く際に掘り起こされ、石棺が石垣の一部に使われたそう。

・姫路城のシャチホコは全部メス!?

大天守の頂点などを飾る「シャチホコ」を知っていますか?名古屋城の「金のシャチホコ」が有名ですが、姫路城にももちろんあります。
姿は魚で頭は虎、尾ひれは常に空を向き、背中には幾重もの鋭いとげを持っているという想像上の動物。城郭建築が最も恐れる火事による焼失を避けるため、建物が火事になると口から水を吐きだして鎮火してくれるという伝説から、おまじないの意味も込めて、守り神として大切にされてきました。
一般的なシャチホコは仁王像や狛犬のように「阿吽一対」となっていて、口を開けているのが「阿」でオス、閉じているのが「吽」でメスとされています。オスとメスの2体が対になってることが多いですが、なんと姫路城のシャチホコは、どちらもメス!全国的にもとても珍しいシャチホコなのです。

ただし築城当初から、どちらもメスだったわけではないそう。
昭和の時代に大修理が行われた際には、メスの1体を見本として同じ形のものを作ったようです。よって現在大天守に飾られている全11尾のシャチホコは、すべてメスのシャチホコとなっています。
姫路城の南東に位置する「城見台公園」には、原寸大のシャチホコが復元されたものが展示してあります。一対の間にはちょうど姫路城がおさまるように配置されていることから、観光客からは人気のフォトスポットとしても有名です。

・上下逆さまになったアゲハチョウの謎

歴史好きな人におすすめしたい姫路城の楽しみ方の一つに『家紋巡り』があります。全国の城のなかでも姫路城は特に城主の交代が多く、歴代城主たちが瓦に家紋をデザインしたことから、さまざまな種類の文様が今も残されています。
天守の瓦にはアゲハチョウの紋が描かれています。これは築城した池田家の家紋。通常は蝶の頭を下に描かれていますが、実は城内で1か所だけ頭が上に、つまり逆さまに描かれている瓦が存在するのです!

当時は“完成と同時に崩壊が始まる”という由緒を逆手に取り、あえて未完成にすることによって災いを避けようという願掛けがされていたのだとか。さてこの逆さアゲハ蝶、どこにあるのでしょう…?ジ城内を巡りながら探してみては。

・姫路城はかつて傾いていた?!

提供:姫路城管理事務所
1956年に「昭和の大修理」施行されるまで、姫路城は傾いて建っていたことを知っていますか?そこには悲しい伝説が存在します。
池田輝政から姫路城の築城を命じられた大工の棟梁・桜井源兵衛は、わずか9年という短い期間で築城するという偉業を成し遂げました。
源兵衛は妻を完成したばかりの姫路城へ案内し、純白に輝く雄大な姿を仰ぎました。その時、妻が発した「立派なお城ですが、少し傾いて見えます…」という言葉に源兵衛は愕然とします。自らの設計に誤りがあったのではと思った源兵衛は、天守閣の最上階から身を投げたと言われています。
実際に天守閣は、東南の方向に42.42 cm傾いていたそうですが、これは源兵衛の設計ミスではなく、盛り土の土固めが十分でなかったために石垣が地盤沈下したことによるものでした。
傾きの原因だった盛り土は、昭和の大修理の際にコンクリートの基礎を築くことで解消されています。

・宮本武蔵が妖怪退治?!

提供:姫路城管理事務所
天守閣の最上階に刑部(おさかべ)神社という小さな祠(ほこら)があります。それには、かの有名な宮本武蔵と、ある妖怪伝説が関係しているという言い伝えがあります。
当時、天守に妖怪が出るという噂があり、姫路城に警護する役目で奉公していた宮本武蔵は、城主より直々に妖怪退治を命じられます。
ある夜、灯り一つで天守を上る武蔵に、燃え上がる炎と地震のような揺れがごう音とともに襲ってきたそう。そこで武蔵が「おのれ妖怪、退治してやる」と腰の刀に手をかけると静まりかえったとか。
最上階までたどり着いた武蔵が、妖怪が姿を現すまで待とうと腰を下ろしうとうとしていると、そこに城の守り神「刑部姫」が現れ、妖怪退治の褒美として宝剣を授けたのだとか。

・大天守最上階に幻の窓が!

平成の修理の際に、大天守の最上階にある四隅の壁の中に、引き戸などをはめ込むための敷居と鴨居(かもい)の跡が計8組見つかりました。
建築当初は、城下を360度眺望できるよう造られたようですが、窓は使われた形跡がなく、板壁を耐力壁として塞がれていたため「幻の窓」と言われているとか。
塞いだ理由は不明で、文献にも残っていないそう。推測では築城中だった1605年にマグニチュード8クラスの大地震があったことから、大天守の耐震性を高めるためだったのではないかと想像されます。
実際に窓として建築されていたら、そこからどんな光景が見えていたのか…気になる人も多いのでは?

「姫路城AR」のアプリをダウンロードして大天守最上階の「幻の窓」にあるARマーカーサインにスマホをかざすと、幻の窓が出現します。画面越しに現在の姫路城と見比べて、デザインや構造の違いを楽しむものいいですね!

■詳細情報

【姫路城】

所在地
姫路市本町68番地
入城料
大人(18才~)1000円
小人(小学生・中学生・高校生)300円
開城時間
9:00~16:00(閉門は17:00)
※季節により変動あり
休城日
12月29日・30日
アクセス
姫路駅北口から神姫バス乗車「大手門前」下車徒歩5分
JR姫路駅、山陽姫路駅から徒歩20分
駐車場については下記のURLからご覧ください。
お問い合わせ先
姫路城管理事務所
079-285-1146
URL

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