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おしっこが出ない! 尿閉になった私を救ってくれたのは…

たまひよONLINE

20歳と18歳、そして0歳の子どもを持つママライター“ふみちー”です。子どもの手がすっかり離れたころに第3子をひょっこり妊娠。42歳での高齢出産となりました。かれこれ20年ほど前とは言え、すでに2回の出産を経験している経産婦です。
過去の出産は2回ともつわりが軽く、むくみや妊娠高血圧症候群、早産などのトラブルとも無縁だったので、「トラブル知らずの私。今回もきっと大丈夫よね」と、かなり油断していたのです。

車で遠出。ちょっとおしっこを我慢したのが運の尽き


妊娠4ヶ月のある日、夫がスポーツの試合に出場するのでその応援に出かけました。すでに頻尿気味だったのですが、案の定、高速道路上のちょうどトイレがない区間で尿意をもよおしました。

座席に少し深く腰かけてなんとか我慢し、たどり着いたコンビニでトイレを拝借。ところが、思ったほど出ません。「う~ん、最近頻尿だからかなあ…? 」でも、何となく残尿感があります。

ずっとコンビニのトイレにこもっているわけにはいかないので、そのまま試合会場に向かったのですが、移動の間も相変わらず尿意がつきまとい、会場に着くなりまたトイレへ。でもやっぱりちょっとしか出ない…。

膀胱はパンパン! もしかして「尿閉」?


夫の試合を尻目に、周囲のトイレ巡りを始めました。何度も出そうと試みるのですが、まったく出ません。何かおかしいと思い、その場でネット検索をしてみると「尿閉」という単語にたどり着きました。

それは子宮がちょうど尿道を押さえてしまい、尿意はあるのにおしっこが出ない症状だと書かれていました。解決法を探すも、「産婦人科で導尿してもらってやっと出た」というものばかり。産婦人科から遠く離れた場所にいた私は、なかば絶望しながらも「何かあるはず!」と必死に検索し続けました。

すると、「風呂場で立ったまましたら出た」、「腰を高く上げて寝ていたら出た」という体験談を発見。私なりに解釈すると「体勢を変えて、子宮の位置を少しだけずらす」ことのようでした。

座ったままでトライ…。救世主は「紙おむつ」!


家ならば風呂場という手もありますが、ここは出先。今ある環境で何とかするしかありません。幸い、わが家の車は後部座席がフラットでカーテンを引けるようになっていたので「ここで何とかしよう」と覚悟を決めました。

少し歩くと近くにホームセンターを発見。そこで、大人用の紙おむつを購入して装着し、おしっこが出そうな角度を数分間探し続けました。なんとも心境は複雑でしたが、背に腹はかえられません。体勢を変え、角度を変え、とうとうおしっこ解放!

1度出ると、膀胱にたまっていたものがどんどんと排出されていきます。3~4回分はたまっていたのかもしれません。出しきってしまえば嘘のように楽になり、その後は普通にトイレに行けるようになりました。

尿閉は、子宮の位置が不安定な妊娠初期に起こりやすいそうです。思えば、夜中におしっこが出にくいと感じたことがありました。少しでも違和感があるのなら、健診で先生に相談したり、インターネットで調べたりすれば良かった…。妊婦の体は本当にデリケート。油断大敵だと身にしみました。40代の出産は、20代と比べると体力も雲泥の差で妊娠トラブルも多く大変でした。それでも、子どもは無事に産まれてきてくれたので、幸せな日々を過ごしています。

[ふみちー*プロフィール] 
長女のママ友たちが「お孫ちゃんフィーバー」のなか、私は3人目の子どもを出産。周囲からは「今どきの子育てもわかる、良いババになれるわね」と言われ、微妙な気分です。高齢出産に挑むママ、全力応援します。

※この記事は個人の体験記です。記事に掲載の画像はイメージです。

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