西鉄沿線の魅力を体感!フクオカミツカル展レポート
福岡の沿線文化や地域の名産が一堂に集う「フクオカミツカル展」。2回目となる今年は、太宰府市・久留米市・うきは市・柳川市・大牟田市に加え、西鉄天神(天神)駅にある西鉄縁線駅みやげが初参加しました。
会場には各市ののぼりと一緒に、西鉄バスのバス停を模した看板が掲げられ、まるで沿線を旅しているような高揚感にフルーツやお酒、加工品など、自慢の特産品が所狭しと並び、3連休の土日2日間は多くの来場者で賑わいを見せました。
●太宰府市
太宰府天満宮の神事にも使われ、太宰府を代表する伝統工芸品である「木うそ」への絵付け体験は特にお子さんに人気でした。筆を手に取った子ども達がまっさらな木うそに集中して絵付けを行い、その真剣さは周りの大人も思わず見入るほどでした。完成した”世界にひとつだけの木うそ”は思い出としてお持ち帰り。この木うその絵付け体験は太宰府天満宮そばにある太宰府館にて体験できます。詳細は太宰府市ホームページをご確認下さい。
https://www.city.dazaifu.lg.jp/site/kanko/2838.html
太宰府で収穫された梅を使用した爽やかな「太宰府梅サイダー」をはじめとした梅プロジェクトで開発された商品を販売し、購入者にはガチャポンによる太宰府限定のノベルティも!訪れた人々は梅の香りに包まれながら、太宰府の歴史と味を堪能していました。
●久留米市
酒どころ久留米が誇る、筑後川流域の酒蔵が集結。1杯200円の地酒が3杯500円という太っ腹な“量り売り”では、なみなみと注がれる銘酒に思わず笑顔に。フルーティーな吟醸からキレのある純米まで、飲み比べは大人の特権です。ほろ酔い気分で耳納連山の恵みを味わっていました。
おつまみには、久留米名物「ダルムチップス」がぴったり。香ばしく軽やかな食感に、地元の人も「これぞ久留米!」とうなずく一品です。酒と肴が生む幸せな時間は、このイベントならではの特別な体験になったのでは?
●うきは市
豊かな水と土が育むフルーツ王国・うきはからは、朝採れの巨峰やシャインマスカット、梨が直送。巨峰3房1,800円、シャインマスカット1,500円というお買い得な価格に、スタート早々に購入する人たちの姿が見られました。
「今年は雨が少なかったので、果は甘みがギュッと凝縮されていますよ」とご担当者さん。うきはの自然がそのまま詰まっているかのよう。初日で完売してしまいましたが納得です。フルーツをたっぷり使ったゼリーも販売されており、大きくカットされた梨がゴロリと入った贅沢さは、手土産にもぴったりです。
●柳川市
水郷・柳川からは、骨まで美味しい国産うなぎをカラリと揚げた「うなぎのポリット」が登場。香ばしい香りとほどよい塩味、噛むほどに広がる旨みは、お酒のあてにも最高です。磯の香り豊かな焼き海苔や味付け海苔、パッケージがかわいい「むつごろうラーメン」、柳川発祥の「ゆずすこ」など、旅気分を盛り上げる品々もずらり。
柳川市のゆるキャラ こっぽりーと記念撮影する微笑ましいシーンも。さらに今年の“水の精”も会場に来ていましたよ。クイズラリーに挑戦する子どもたちと触れ合って柳川PR!
●大牟田市
大牟田からは、勢いある2つのショップが初登場。梨農家が営むジェラート店「カラヘ」では、無着色・無香料で素材そのものの甘みを閉じ込めたジェラートを提供。中でも「自家製 長果樹園の梨とベルガモットソーダ」は、爽やかで奥深い味わいが広がり、蒸し暑い残暑にピッタリでした。
有明海沿岸の酒文化を伝える「永野酒店」では、オリジナル日本酒「駒吉」をはじめ、地元ワインやジンが並び、海の幸に合うアテも販売。バラエティに富んだラインナップに、思わず何度も足を運びたくなります。
●西鉄縁線駅みやげ
西鉄沿線の“いいもの”を集めたブースには、入荷後すぐに売り切れるという人気No.1のポテトチップスや、西鉄電車とバスが描かれた堅パンがズラリ。パッケージは子どもから大人まで思わず笑顔になる可愛さで、アイスブルーの限定パッケージは早い段階で完売していました。
ほかにも、西鉄グランドホテルが監修した魔法の食べるオリーブオイルや伝統のビーフカレー、あまおうスパークリングワインが数量で販売されるなど、沿線の逸品が並んでいましたよ。
5市のゆるキャラによる夢のコラボレーション!記念撮影やタッチに大盛り上がりで、会場を彩りました。せっかくの機会なので集合写真をパチリ。愛嬌たっぷりにじゃれ合う姿は、まるで人気タレントのようなオーラを放ち、子どもも大人も虜になっていました。
そんなイベントの中で、特産品の販売同様に人気だったのがクイズラリー。HOTEL CULTIA 太宰府レストラン〈ルアン〉のランチハーフコースペアチケットや、福岡オープントップバスペア乗車券など豪華賞品が当たるとあって大好評でした。各市のブースに設けられた問題を解きながら巡ることで、各市の理解が少しでも深まったのでは?
名産を“買う”だけでなく、土地の文化や人との交流を通して沿線を旅するように体感できた「フクオカミツカル展」。西鉄沿線の魅力をぎゅっと天神に集めた2日間は、新しい発見と笑顔でいっぱいでした。来年はどんな“ミツカル”が待っているのか、今から楽しみです!