冬道で滑らないための3つのコツとは?今日から実践できる歩き方【冬の暮らしも大好き#5】
こんにちは!札幌市を拠点に、冬の暮らし全般に関する様々な調査・発信を行っている「ウインターライフ推進協議会」です。
私たちは、北海道に住む皆さん、そして北海道を訪れる観光客の皆さんに、安全・安心・快適に冬を過ごしていただきたい…こんな思いを胸に日々活動しています!
冬道で滑らないための3つのコツとは?
今回は、「冬道で滑らない歩き方のコツ3選」をテーマに、「ウインターライフ推進協議会」・大橋一仁(ニックネーム:サントス)がお伝えします!
冬靴だからと言って油断大敵!
先日、5年履き潰した冬靴から、某メーカーで滑りにくさをアピールしている冬靴へ新調。とうとう、つるつる予報レベル3(非常に滑りやすい)の日、その力を発揮するときがやってまいりました。
当日の朝、家を出ると道路は一面スケートリンク。停止線で停まれず、横断歩道に進入する車もいるほど。そんな中、新調した靴で自分は転ばないも~んと余裕しゃくしゃく歩いていたら、つるっ。今シーズン第1号の転倒を記録してしまいました。冬靴だからと言って、全く滑らないわけではありません。油断大敵です。
冬みちで滑らない歩き方のコツ3選
では、どのようにすれば転びにくいのか。冬みちで滑らない歩き方のコツを3つ紹介します。
(1)小さな歩幅で歩く
まず1つは、滑りやすいところでは、小さな歩幅で歩きましょう。歩幅が大きいと足を高く上げる必要があります。そうすると、重心の移動が大きくなり、転倒しやすくなります。
(2)靴の裏全体をつけて歩く
少しでも摩擦を増やすため、靴底の接地面がより広くなるように歩くことです。小さな歩幅で足の裏全体をつけて歩く「すり足」が有効です。つま先で蹴るような普段の歩き方だと接地面が少なく、滑りやすくなってしまいます。
(3)急がずに焦らずに余裕を持って歩く
雪が降らない地域のみなさんも、雨の日は路面が滑りやすく、急ブレーキ、急ハンドルはスリップ事故の元と自動車学校などで聞いたことがあるのではないでしょうか。
これは積雪路面で歩くときも同じです。横断歩道などで止まっている状態から歩き始める時や、歩いている途中で急ぎ足になったり、急に速度を遅くするなど、歩く速さを変える場合には転びやすいので注意が必要です。まして、走るなんてもってのほかです。歩行者信号が点滅して急ぎたい気持ちもわかりますが、次の青信号まで待つなど、焦らないようにしましょう。
また、しっかり路面を見分けて滑らないところを選んで歩きましょう。ロードヒーティングの切れ目、駅や商業施設の出入口付近などは、つるつる路面になりやすいです。傾斜はつるつる路面じゃなくても滑ることがあり、より平坦なところや少しでも雪が積もっているところを歩くように気を付けると良いです。
楽しいウインターライフを!
私も今シーズン転倒第1号を記録しましたが、北海道在住のみなさんも、1シーズン1,2回は転倒するのではないでしょうか。絶対に転ばない万全の対策はありません。
冬道は危ないから外へ出かけないというのが一番安全ですが、引きこもってばかりでは健康によくありません。いっそのこと転ぶ練習をしてみるのはいかがでしょうか。
北海道はスキーやスケートを気軽に体験できます。スキーやスケートを経験すると、転倒時に大けがにならない転び方が自然と身につきます。加えて、バランス感覚を養ったり、体幹を鍛えたりすることも可能です。「ウインターライフ推進協議会」HPでは、転んでけがをしない“体づくり”についても紹介しています。せっかくのウインターライフをポジティブに、楽しくお過ごしください。
連載「冬の安全・安心・快適なくらしをお届け!だって冬がすきなんだもん♡」
文・「ウインターライフ推進協議会」・大橋一仁(ニックネーム:サントス)
編集:Sitakke編集部 ナベ子