6期ぶりの過去最高益を見込むワールドの株価が2日続伸で8.47%の値上がり
「インディヴィ(INDIVI)」や「アンタイトル(UNTITLED)」「タケオキクチ(TAKEO KIKUCHI)」といったブランドを展開するワールドの株価が2日続伸した。3月11日の終値が2409円だったワールドの株価は翌12日に8.47%の値上がりとなる2613円で取り引きを終えた。
ワールドが1月8日に発表した2025年2月期の連結業績予想は、売上収益は2300億円、営業利益は165億円、親会社の所有者に帰属する当期利益は111億円とし、6期ぶりの過去最高益を見込む。なお、ワールドは決算期を変更しており、前期は2023年4月1日から2024年2月29日までの11カ月間。
ワールドは三菱商事ファッション(2月28日付けでエムシーファッションに社名変更)の全株式を取得し、さらに日本政策投資銀行と共同で出資するW&Dインベストメントデザインを通じて、ライトオンにTOB(株式公開買い付け)を実施。今期は18億円の最終赤字を見込むライトオンだが、不採算店店舗の閉鎖を進めており、構造改革を加速している。今後は成長フェーズに入っていくことが想定されることから買いが入ったようだ。