【勢力拡大中】冷凍食品大手3社のヤンニョムチキンを食べ比べてみた → 想像以上に違ってビビった
冷凍食品のおかずコーナーで人気のものといえば唐揚げだが、着々と勢力を拡大しているのがヤンニョムチキンだ。甘辛だれを絡めた韓国風鶏から揚げで、日本の食卓にもだいぶ浸透してきたように感じる。
冷凍食品で売られているのがその証で、個人的によく見かけるのが3社のもの。ニッスイ、bibigo、それからニチレイである。唐揚げにいろいろ種類があるように、ヤンニョムチキンもいろいろあるのだろうか。
・ヤンニョムチキン比較
そう気になったので食べて比べてみたのが今回の話である。なお、購入した店舗はすべて別。よって、価格はあくまでも参考として考えていただきたい。
さっそくどんなもんか見ていこう。まずニッスイは内容量260gで424円。
続いてbibigo。350gで645円とワンコインを超えているが、そのぶん容量も入っている。あと、柔らかくてジューシーな若鶏を使用しているらしい。
そしてニチレイはまさかのチーズという変化球。細かいところではあるが、上の2つが袋に保存用のジッパーがついていたのに対してコレだけなかった。
内容量は200gと一番少ないから、一度で食べきることを想定しているのだろう。なお、値段は312円だった。
・中身はどう?
グラム換算で値段を計算するとニッスイが1.6円、bibigoが1.8円、ニチレイが1.5円。ややbibigoが高いって感じであるが、詳細を比較するとどれくらい違いが出てくるものなのか。
肉の原産国はすべてタイ。個体差はあるだろうが、取り出して比べると全体的にbibigoが大きめだ。タレはどれもしっかりとついており、ニチレイのチーズはそこはかとなくギルティな雰囲気がする。
さて、ここからは食べた感想を簡単にお伝えしていきたい。まずはbibigo!
これは食べた瞬間「あっ、ウマいわ」と思うクオリティーだ。ジューシーで甘辛、それでいながら程よい辛さなのがバランスとれていて、日本人の舌向けに調整した感じもする。
ただ、衣がややゴツいかも。1つ1つが大きく食べ応えがあるのだが、このあたり人によって好みが分かれそうだった。逆にゴツい衣が好きなら歓喜待ったなし。
次にニッスイはタレが絡んでいて結構辛め。パッケージに注意書きで「辛いものが苦手な方はご注意ください」と書いてあるだけあって、しっかり攻めていた印象を受けた。
その分、子どもや辛いものが苦手な人だとダメだというケースもあるだろう。とはいえ、ヤンニョムチキンとしては普通にウマい。衣を含めて、食べ応えあるのも好印象だった。
最後は変化球のニチレイ。見た目から入るとチーズチーズしてる……かと思いきや、食べてみたらチキンとの相性を考えられているのがよく分かる。
チーズはほんのりって感じで、あくまでも主役はチキン。これならチーズという響きはあまり意識しすぎなくてもいいかもしれない。このあたりは大手のハンドリングが光っているように感じた。
・総評
てな感じで三者三様だったヤンニョムチキン食べ比べ。てっきり似たようなものだと思っていたら、想像以上に違っていてそれぞれ特徴があるのが分かった。
個人的なイチオシはbibigoだったが、いずれにしても冷凍庫に入れておけばいつでもすぐにヤンニョムチキンが食べられるというのは嬉しい。食卓の参考にしていただけたら幸いだ。
執筆:原田たかし
Photo:RocketNews24.