災ボラセンター開設訓練 アプリで受付・派遣を円滑に
被災者と支援者をつなぐ「災害ボランティアセンター」の設置・運営訓練が1月20日、せやまる・ふれあい館=瀬谷区=であった。ボランティア登録から活動依頼、報告まで専用アプリを用いた訓練で、参加者らは一連の流れを確認した。
同センターは各地から集まった支援者を受け入れ、助けが必要な被災者のもとに派遣する。20日の訓練は瀬谷区社会福祉協議会の主催、瀬谷区役所と瀬谷区災害ボランティアネットワークの協力。豪雨で境川が越水し、一部の地域で床上・床下浸水が発生しているという想定で行われた。
専用アプリを用いている点が大きな特徴で、ボランティア役の人はスマートフォンから指定のページにアクセスして、当日の参加を申し込み。活動依頼書兼報告書にも二次元コードが記載されており、地図アプリで活動場所の大まかな場所が分かり、作業内容などを報告できるようになっていた。
アプリを導入後、初めて一連の流れを通しで確認したという訓練。区社協の職員は「スムーズに進まなかった部分もありますが、今後も訓練を重ねて職員や団体の理解度を高めていきたい」と話している。