「クローゼットがカビ臭い人」がしている“3つのNG”→「当てはまってる!」「意外な落とし穴…」
お掃除スペシャリスト(クリンネスト1級)で整理収納アドバイザーの三木ちなです。「クローゼットからカビの臭いがする……」という人は、もしかすると日頃の使い方に原因があるかもしれません。ここでは、クローゼットにカビが繁殖する「NG行為」をご紹介します。
NGその1.脱いだばかりの衣類をしまう
脱いだ服をすぐにクローゼットへしまう……。脱ぎっぱなしで部屋が散らかるのを防止できるため、なんとなく“いいこと”のように感じますが、じつはNG行為のひとつです。
ついさっきまで着用していた服は、汗などの水分を含んでいます。それだけでなく汚れも付着しているため、カビのもとになる雑菌が繁殖するリスクがあるんです。
パジャマや上着をかける場合は、脱いでからしばらくは外に出しておき、水分が飛んでからクローゼットにしまいましょう。
外で着用した汚れている服については、きちんと洗濯してから戻すことをおすすめします。
NGその2.プラスチックの収納ケースを使う
プラスチック製の衣装ケースは、“よくある”服の収納アイテム。クリアで中身が見やすく、取り出しやすいメリットがあります。その一方で、湿気がこもりやすいデメリットがあり、使い方には注意が必要です。
中に衣類を入れたまま閉めっぱなしにすると、雑菌が繁殖してダニやカビの繁殖を促してしまいます。大切なのは、湿気を逃がすこと。
衣装ケースを少し開けてすき間をつくり、市販の除湿・防カビ剤を入れて対策しましょう。弱点のあるプラスチック衣装ケースも、しっかり対策することで大切な衣類を守れます。
NGその3.掃除をしない
クローゼットの中も、定期的な掃除が必要です。衣類から落ちる繊維くずや、服についていた髪の毛や皮脂などが落ちて汚れます。
また、扉のすき間からホコリが入り込むケースも少なくなく、小さなスペースとは思えない量のホコリが溜まることも……。
こういった汚れは雑菌やダニのエサになりますので、こまめなお手入れを心がけましょう。衣類をクローゼットにしまうときは、ブラシでホコリを落としてから収納すると汚れが溜まりにくくなりますよ。
対策すればカビは怖くない
クローゼットの使い方を見直して対策をすれば、カビの発生を防げます。清潔に保つのはもちろん、市販の防カビ剤や除湿剤、ダニ防止剤などを使うとより効果的です。
クローゼットは閉めっぱなしにせず、こまめに開けて湿気を逃がすことも忘れずに。
三木ちな/お掃除クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級、節約生活スペシャリスト、歴20年業スーマニア