「波止場でチヌが連発!」40cm級筆頭に紀州釣りで20枚をキャッチ【和歌山港】
秋の波止場は太刀魚狙いで盛り上がりを見せる中、和歌山県紀北和歌山港で紀州釣りを楽しんだ。平日でも釣り人が集まり、釣り場は活気に満ちていた。今回は、太刀魚狙いの釣り人が納竿した後のポイントで、紀州釣りの魅力を存分に味わった。潮が動き出すタイミングでチヌやチャリコが連続ヒットし、秋の釣行を大いに満喫した。
チヌを狙って紀州釣り
9月26日、木曜日、和歌山県紀北和歌山港へ秋チヌ狙いで紀州釣りに出掛けた。当日は小潮で、午前8時頃に干潮、午後に向けて上潮狙い。秋の波止場は太刀魚狙いで大盛況!マヅメ時にはウキ釣りやルアー釣りで、波止場は満員御礼だ。
太刀魚狙いの釣り人が納竿する午前8時頃を狙って、ゆっくり波止に到着。案の定、平日でも多くのルアーマンが釣りをしていた。
彼らの釣りを見ながら、釣り場に落ちていたゴミを簡単に拾う。太刀魚狙いで盛り上がるのは良いが、ゴミの散乱も目立つ。大した活動はできないが、釣り人全員で少しずつ改善を目指したい。
タックル・エサ・仕掛け
午前8時半頃、太刀魚狙いのルアーマンが納竿した場所に入れてもらい、早速紀州釣りの準備に取り掛かる。
使用したのはがまかつのエリネス5.0m1号の竿、リールはSHIMANOデスピナ2500番、道糸1.75号、ハリス1.5号、チヌ針2号。ウキは自立棒ウキで、浮力調整に3Bガン玉を使用した。
団子の配合は、糠と砂を体積比3対1に、アミエビ、押し麦、コーンを少々加えた。刺しエサには、ヒロキューの練り餌やオキアミ、コーン、さなぎを用意し、メインにはヒロキューの生イキくんLサイズを使用。
風が背中から吹く釣り座で、竿2~3本先に団子を投入し、崩壊時間を確認する。団子の素材は毎回微妙に異なるので、その時々の質に応じて握り具合を調整する。午前8時半頃、干潮のタイミングでトントン棚は4.8ヒロ。
団子の崩壊時間と潮の流れを把握し、オキアミで実釣開始。同時に寄せ餌として空打ち団子も投入し、ポイント作りを進めた。
30cm級チヌがヒット
釣り開始後しばらく、オキアミは無傷で戻ってくる状況が続く。団子が割れるのも遅く、ボラも寄ってこない。
時折、ウキ下をトントンからスーパートントン、またはハワセ気味にして様子を探るも、エサ取りも触らない。しかし、釣り開始1時間半ほど経過した頃、潮が動き始め、刺しエサに変化が現れた。
ウキが入り、30cmほどのチヌがヒット!続いて、小型のチャリコもヒットし、海底が賑やかになってきた。
サカナが寄ってきたので、空打ちは一旦休止。団子で海底にご馳走を溜めすぎるのは逆効果なので、刺しエサに集中させるため、団子の投入にも気を使った。
連チャンモードに突入
チャリコとチヌがヒットした後も、時折外道のチャリコや丸アジ、ヘダイが混じるが、メインのチヌは30cm前後が次々と釣れる。サイズアップを狙ってウキ下を調整するも、トントンまたはチョイハワセの反応が最も良い。オキアミでの勝負に絞り、集中して釣りを続けた。
偏光グラスを忘れたため、サングラスで代用したが、日差しでウキが見えにくく苦戦。それでも昼前には曇り始め、風も出てきたことでウキが見やすくなり、活性も上がった。
連チャンモードに突入し、アタリが止まらない状態に!しかし、この日は夕方から用事があり、午後1時頃に泣く泣く納竿。チヌは40cmから小型まで20枚ほど釣れた。釣果を写真に収めた後、元気なサカナはリリースし、弱った個体は美味しくいただいた。
簡単な清掃をして納竿。秋の紀州釣り、最高に楽しかった!
<秦厚治朗/TSURINEWSライター>