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パ・リーグ球団別週間MVP ソフトバンク山川穂高が12球団トップ、オリックス杉本裕太郎は復活気配

SPAIA

パ・リーグ週間MVP野手インフォグラフィック,ⒸSPAIA

ソフトバンク山川穂高が5戦10安打と絶好調

プロ野球パ・リーグは首位のオリックスが先週も3勝2敗1分けと勝ち越し、両リーグ一番乗りで10勝に到達した。5連勝と好調だったソフトバンクは勝率5割に復帰。一方、6戦6敗に終わった楽天が最下位に転落した。

SPAIAでは4月8日から13日までのwRAAを集計。本塁打数や安打数も含めて打撃面で貢献度の高い選手を「週間MVP」として球団別に紹介する。

wRAAとは、リーグの平均的な打者が同じ打席数の場合と比べてどれだけチームの得点を増やしたかを示す指標。平均的な打者なら0となり、貢献度が高いほど数値は大きく、低ければマイナスになる。wRAAが10なら、その打者が打席に立つことで、平均的な打者より10点増えたと評価できる。


先週の最下位から息を吹き返したソフトバンクは、主砲・山川穂高が絶好調。2度の猛打賞含め全5試合でヒットを放ち、21打数10安打の打率.476、3本塁打、6打点の大暴れで、12球団トップとなるwRAA5.6を記録した。

開幕から7試合でわずか2安打とスタートにはつまずいたが、6日の西武戦で今季初本塁打を放って以降、6試合連続安打と急上昇。近藤健介、柳田悠岐と主軸2人が相次いで離脱する中、孤軍奮闘の活躍で打線をけん引している。

日本ハム水野達稀が上昇気配、ロッテ藤原恭大は4安打固め打ち

首位を快走するオリックスは、杉本裕太郎がチームトップのwRAA5.0を記録。13日の楽天戦で2本塁打を放つなど、4試合に出場して16打数7安打の打率.438、3本塁打、3打点と打棒が爆発した。2021年に本塁打王に輝いて以降、不本意な成績に終わっていた大砲が今季復活の兆しを見せている。

4勝2敗で2位に浮上した日本ハムでは水野達稀が上昇ムード。10日の楽天戦で今季1号&今季初猛打賞を記録するなど、6試合で18打数7安打の打率.389、1本塁打、7打点の活躍を見せ、チームトップのwRAA3.0をマークした。遊撃レギュラー定着へ、4年目の24歳が打撃でも勝利に貢献している。

1勝3敗で借金生活に突入したロッテは、藤原恭大がwRAA2.8でチームトップだった。11日のソフトバンク戦で4安打の固め打ちを見せるなど、4試合で13打数7安打の打率.538、OPSも1.264をマーク。昨季レギュラー獲得への足がかりを作った7年目のドラ1が、今季も開幕から打撃で存在感を示している。

西武・中村剛也が今季初本塁打、楽天・伊藤裕季也はOP戦から好調キープ

3勝2敗と勝ち越した西武はプロ24年目の中村剛也がチームトップのwRAA2.4を記録した。8日のロッテ戦の9回に代打で登場し、今季1号を放つなど4試合で10打数4安打の打率.400、1本塁打、3打点をマーク。今年42歳を迎える大ベテランのバットが開幕から火を吹いている。

6連敗と元気がない楽天では、伊藤裕季也が19打数7安打の打率.368、wRAA1.2と気を吐いた。11日のオリックス戦で自身初となる1番で起用されると、今季チーム初の猛打賞をマーク。オープン戦11試合で23打数12安打の打率.522と好調だった打撃の調子を開幕後もキープしている。

まだまだシーズン序盤ではあるが、ここまで2ケタ本塁打を記録しているチームが上位を占め、明暗がくっきり分かれている。週間MVPに輝いた選手たちには、チームを勢い付かせる打撃が期待される。

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記事:SPAIA編集部

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