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【横浜市泉区】地域公共交通 10月から敬老パス対象に 下和泉地区「Eバス」も

タウンニュース

下和泉地区を走るEバス

横浜市内各地の地域公共交通で10月1日から、敬老特別乗車証(敬老パス)の対象が拡大する。泉区の下和泉地区を走る「Eバス」は従来対象外だったが、10月からは敬老パス利用で100円で乗車できるようになる。

20年以上の運行

Eバスは下和泉地区と地下鉄「下飯田駅」、相鉄線「いずみ中央駅」を結ぶ路線。下和泉住宅自治会が運営委員会を発足し、2002年にマイクロバスを借りて運行したのが始まりという。

その後11年間は地域住民が主体となって運行を続けたが、利便性向上をめざして13年に路線バス化。それまでバスを貸し出していた天台観光(株)(瀬谷区)が免許を取得し、運行を担っている。

現在は平日で1日24便、平均330人が利用している。地元住民も「Eバスは下和泉にとって、なくてはならない地域の足」と語る。

採算上の工夫も

「住民主体で10年以上運行実績があったことが大きい」と同社担当者。当初から利用者が見込めたことで、定員の多いミニバスを導入。ワゴンよりも輸送力が高いため単価も抑えられ、他地区では300円〜500円のところ、下和泉では大人210円、小児100円で運行を続けている。

地域交通は事業採算が大きな課題となるためさまざまな工夫も。例えばICカード対応の機械は数百万円のコストがかかるとあって導入は難しいが、料金の収受のほかバス停のアナウンスもドライバーが担うことでコストを抑えている。「運行継続が地域のみなさまの利便性につながり、それが少しでも地域貢献になれば」と担当者は話す。

小雀地区でも

今回の敬老パス対応は市内の他エリアでも実施。小雀地区を走るワゴン型路線バス「こすずめ号」も従来使えなかった敬老パスが利用できるようになり、運賃400円が200円になる。

昔ながらの料金箱

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