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「ジャーナル スタンダード」「イエナ」展開のベイクルーズ、持株会社化で挑む「ポスト・セレクトショップ時代」

セブツー

セレクトショップ「ジャーナル スタンダード(Journal Standard)」や「エディフィス(EDIFICE)」などを展開するベイクルーズグループは9月1日、持株会社のベイクルーズホールディングスを設立したと発表した。新会社の代表取締役CEOには窪田祐氏が就任する。

ベイクルーズグループは1977年の創業以来、ファッションを軸に飲食、ライフスタイル事業など幅広い分野へ進出。現在は「ジャーナル スタンダード」「エディフィス」「イエナ(IENA)」など人気ブランドを数多く展開し、全国の主要都市で店舗を運営している。オンラインストアの拡大にも力を入れており、デジタルとリアルを融合した販売体制を強化してきた。

今回の持株会社体制への移行は、成長ステージをさらに引き上げるための布石だ。ベイクルーズホールディングスは、グループ全体の中長期的な戦略を策定し、事業ポートフォリオの最適化を進める。また、M&Aを含む投資活動を積極的に行い、ファッションにとどまらず新規分野への挑戦を加速させる方針だ。

アパレル業界では近年、消費者ニーズの変化やデジタルシフトへの対応が求められている。特にセレクトショップ業態は競争が激化しており、ベイクルーズも国内外で存在感を強めるために次の成長戦略が不可欠とされていた。また、M&Aによる新規ブランドの取り込みや異業種連携は、国内市場の成熟が進むなかでグループの競争力を高める有効な手段となる。ライフスタイル領域への拡大や海外市場への進出も視野に入っているとみられ、今後の成長シナリオに注目が集まる。

ベイクルーズはすでにフード事業やフィットネス事業などファッション以外の領域も展開しており、ブランド価値を高めながら新しい顧客層を開拓してきた。持株会社化により、こうした多角化戦略がさらにスピード感を持って進められる可能性が高い。

今回の体制変更は、単なる組織再編にとどまらず、ベイクルーズが次の飛躍に向けた「第二の創業」を迎えたことを示しており、ファッションを超えてライフスタイル全般に広がる同社の動向は今後さらに注目されそうだ。

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