「浴室乾燥機」の寿命が縮まる!やってはいけない“NGお手入れ3つ”
お掃除スペシャリスト(クリンネスト1級)の三木ちなです。浴室乾燥機、定期的にお手入れしていますか? こまめな掃除をして清潔に保つことは大事ですが、やり方を間違えると劣化や故障につながる場合も……。ここでは、うっかり間違いやすい「浴室乾燥機のNGお手入れ」をご紹介します。
NGその1.洗ったフィルターを直射日光や温風で乾かす
フィルターを洗った後、早く乾かしたいからといってドライヤーを使うのは適切ではありません。
樹脂素材のフィルターは熱に弱く、ドライヤーの温風をあてると変形やひび割れを引き起こすおそれがあります。
また、直射日光が当たる場所に置くのもNG。強い日差しも、デリケートなフィルターにとっては劣化する原因になりかねません。お手入れ後はタオルなどで水分を軽く拭き取り、風通しの良い日陰で自然乾燥させましょう。
NGその2.本体に直接洗剤をかける
フィルターだけでなく、浴室乾燥機本体のお手入れも必要です。汚れが付いていると、洗剤を使ってお手入れすることもあるかと思います。しかし、本体に直接洗剤をかけるのは避けてください。
本体内部に洗剤が入り込むと、電子部品の故障や発火につながる可能性があります。内部は水洗いできないため、洗剤を直接スプレーすると故障などのリスクがあります。
洗剤は中性のものを。希釈してクロスに含ませて、かたく絞ってから拭き上げるのが正しいお手入れ方法です。
NGその3.リモコンを水ぶきする
浴室乾燥機で水洗いできるのはフィルターだけです。リモコンは水濡れ厳禁。故障につながるため水拭きは避けてください。水分がスイッチのすき間から内部に入り込むと、誤作動や故障の原因になります。
リモコンの汚れも、浴室乾燥機本体と同じようにかたく絞ったクロスで拭き取る程度でOKです。あまりに汚れが酷くない限りは、中性洗剤を使う必要もありません。
正しいお手入れで、乾燥機の寿命をのばそう
浴室乾燥機はお風呂場にある電化製品ですが、すべて水洗いや洗剤でお手入れすればいいというわけではありません。見た目以上にデリケートなので、間違った掃除はトラブルや故障につながります。
安全に長く使うためにも、正しいお手入れ方法を守りましょう。
三木ちな/お掃除クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級、節約生活スペシャリスト、歴20年業スーマニア