平塚江南高 全国での活躍誓う 競技かるた部と放送員会
平塚江南高校の競技かるた部と放送委員会が全国へ挑む。競技かるた部は、7月19日(金)から滋賀県で始まる「小倉百人一首競技かるた第46回全国高等学校選手権大会」の団体戦へ、放送委員会は7月22日(月)から東京都で開かれる「第71回NHK杯全国高校放送コンテスト」のアナウンス部門に出場する。
競技かるた部
団体戦に出場するメンバーは3年の山下美音主将、松本茜さん、竹内麻佑子さん、寺門優人さん、山根沙南さん、2年の高橋綾さん、西口歩実さん、1年の木内美里さんの8人。
競技かるた部は5月に行われた神奈川県予選の2次予選で、初戦から昨夏の全国準優勝校・横浜平沼と激突。昨冬の団体戦でも2次予選の初戦であたり1対4で敗北した因縁の相手。「打倒・平沼」を掲げ、練習に励んできた。山下主将は「去年も一昨年も平沼に負けて全国に行けなかった。初戦が決勝のつもりで戦った。このメンバーなら全力を出し切れば勝てると思った」と振り返る。宿敵・横浜平沼に4対1で勝利すると、続く藤沢西を3対2、決勝の湘南藤沢慶応を4対1で撃破し、5年ぶりとなる全国出場への切符を掴んだ。
山下主将は「部員は信頼し合える仲間でありライバル。練習中、厳しい言葉を言い合う場面もあった」と切磋琢磨してきた。7月20日(土)に行われる団体戦へ向け、「神奈川県代表として決勝の景色を見たい。優勝を狙う」と意気込んだ。
放送委員会
放送委員会の藁品樹さん(3年)は6月に行われた県予選で、80人中2位となり全国出場を決めた。コンテストはオーディション形式で行われ、1人1分10秒〜30秒の持ち時間で自作の原稿を読み上げる。原稿内容やアクセント、間の取り方、声量、抑揚などが審査基準となる。
藁品さんは6月の体育祭をテーマとし、5月頃から取材を始め原稿をまとめた。「最後の大会だったので、緊張よりもやり切ろうという気持ちが強かった。2位と発表されたときは信じられなかった」と喜ぶ。全国の予選を通過すると、決勝の舞台はNHKホール。「ここまできたのでNHKホールで原稿を読みたい」と活躍を誓った。