県優良産業人 伊勢原から3氏が受賞 地域商工業の振興に寄与
第42回神奈川県優良産業人表彰(商工会)が11月15日に発表され、伊勢原市商工会(高橋宏昌会長)から有限会社山田電気(A-PORTヤマダ)の山田正行氏、マッチボックスの二宮真一氏、有限会社秋山道造石材店の秋山浩章氏の3氏が受賞した。
この表彰は県と神奈川県商工会連合会との共催。商工業の振興を図るため、県内で企業を経営する事業主や企業に勤務する従業員のうち、地域商工業の振興に寄与し、特に優れた人を優良産業人として表彰するもの。
表彰を受けられるのは原則として年齢50歳以上で同一事業の経営または同一企業の業務に通算して10年以上携わり、業務の拡大や経営の合理化、事業の発展、生産性の向上、業務の合理化などを通じて、商工業の振興や職務上顕著な功績があった人が対象となる。
11月22日に横浜市のHOTELTHEKNOTYOKOHAMAで表彰式が行われ、平田良徳副知事から表彰状が贈られた。
日向地区で50年以上続く秋山道造石材店。地元の建築プロジェクトなどに石材を提供することで積極的に地域貢献、文化や伝統を大切に事業に取り組んでいる。秋山氏は「大変ありがたいこと。これまでの活動を見ていてくれる人がいたのかな。今後もしっかり地域に貢献できるような人間でいたい」と話した。
家電品の販売、電気軽工事、家電メンテナンスや電気の設置交換サービスなど、丁寧な商品説明やアフターサービスを提供し、地元で40年以上続く山田電気。山田氏は「大変名誉なことで、嬉しく思う。高齢者が多いのでこれからも安心と便利をしっかり届け続けていくことで地域に貢献できれば」と述べた。
オリジナルプリントTシャツ、ユニフォーム、のぼり、ツナギ、作業着、スカジャン、ステッカーなどのプリント印刷を行うマッチボックス。二宮氏は「商工会青年部以来、30年以上に渡り商工会や商店会活動に関わってきた。今後も精進し、よい街、よい商店会、よい商工会にしていきたい」と語った。
今年度は県内の17商工会から30人が受賞した。