【「豆のだし」で、メニュー拡がる! ようこそ、豆乳食堂へ】豆乳ミネストローネ
大豆を絞ってつくられる豆乳は、いわば「豆のだし」。飲み物というイメージをいったん横に置き、だしとして活用してみたら、こんなにバラエティー豊かなレシピが生まれました。
ミネストローネはイタリア語で「具だくさん」という意味。何を入れてもいいんです。きょうは、ごぼうやしめじを加えた豆乳仕立てで、ご飯にも合う和テイストに。
【レシピ】豆乳ミネストローネ
1 キャベツは1.5cm四方に切る。ごぼうはよく洗って縦4等分に切り、1cm幅に切って5分間ほど水にさらす。しめじは根元の部分を切り落とし、長さを半分に切ってほぐす。にんにくはみじん切りにする。ベーコンは細切りにする。
2 鍋にオリーブ油小さじ2とにんにくを入れて弱火にかけ、香りがたったらベーコンを加えて炒める。ベーコンがチリチリとしてきたら、水けをきったごぼう、キャベツ、しめじを順に加え、そのつどサッと炒める。
3 ふたをして10分間ほど蒸し煮にし、ごぼうが柔らかくなったら豆乳を注ぐ(写真下)。しっかりと温まったら味をみて、塩適量で調え、器に盛って黒こしょうをふる。
[1人分230kcal 調理時間20分]
【教えてくれた人】飛田和緒(ひだ・かずを)
料理研究家。豆乳は苦手だったけれど、「自家製の甘酒に混ぜてみたら思いのほかおいしくて」常備するように。「豆乳自体に深い味わいがあるので、料理に使うときは調味料を控えめにしても大丈夫。健康的ですよね」
撮影・木村 拓(東京料理写真)
スタイリング・大畑純子
取材&文・奈良結子
NHKテキスト『きょうの料理ビギナーズ』2024年9月号より抜粋