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ライオン株式会社のDXの今後のビジョン

文化放送

11月24日放送の「HENNGE presents BIZ-TECH Lounge」は、先週に引き続き、ゲストにライオン株式会社 執行役員 全社デジタル戦略担当の中林紀彦氏を迎えて、DXを推進していく中で感じる課題や今後のDXのビジョンについて詳しくお話いただいた。

文化放送アナウンサー・甲斐彩加(アシスタント)「DXを推進して行く中で感じる壁や課題は何ですか?」

ライオン株式会社 執行役員 全社デジタル戦略担当・中林紀彦氏「DXを進める中で、“これが壁だ”という明確なものはないのですが、あえて言うなら“時間”と“人とお金のリソース”だと思っています。特に3000人を超える全社員にDX、生成AIの活用を浸透させるにはどうしても時間がかかるので、すぐに変えられるルールや仕組みは変えていくんですけど、それを現場に浸透させる、なじませるにはやっぱり時間がかかります。そこをどう我慢して待ちながら、浸透させながら次の施策を展開していくということが重要だと思います」

HENNGE株式会社代表取締役社長・小椋一宏氏(パーソナリティ)「もう一つのリソースについてはいかがですか?」

中林「もう一つはリソース。特に人とお金のところですね。会社の資源も限られてますので、無限に投資できるわけでもないですし、人も大勢いるわけでもありません。その限られた人・物・お金をどこに配分するか、つまり投資のポートフォリオを考えながら実行することがすごく重要で、難しい作業の一つかなと思います」

小椋「開発部門においてもDXに取り組んでいるそうですが、そちらで苦労されている点はありますか?」

中林「歴史のある会社なので、研究開発に関する資産、ドキュメントや資料が多く、それの再活用だったり、あとは最近その文字をデジタル化することはできるので、OCR なんかを使いながら手書きをデジタル化することはできるんですけど、人の頭の中にしかないナレッジがあるので、それをどうデジタル化して活用するかというところは一つの大きな課題です」

甲斐「ライオン株式会社のデジタル戦略の今後のビジョンを教えてください

中林「ライオンのDXのビジョンは、2030年に向けたビジョンをVision 2030として設定しています。会社のVision2030達成時に“ライオンってデジタルテクノロジーが強い会社だよね”と言われたいと思っています。そのために、2025年から27年の2nd STAGEでは、データやシステム、人材といった“デジタルの基盤”をしっかり整え、会社の収益力を強くするための仕組みをつくっています。その上で、2028年から30年の3rd STAGEに入ったら、その基盤を活かした、新しいデジタルテクノロジーのサービスや事業を生み出して提供していきたいと思っています。ライオンの成長の裏には常にデジタルがあったというような未来を目指して、今まさに取り組んでいる最中です」

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