春は意外と光熱費が高い…。今こそ見直したい“家電の使い方3つ”→「すぐしまう」「工夫が必要」
節約生活スペシャリストの三木ちなです。政府が実施してきた電気代の補助が3月使用分で終了します。そのため、4月からは”電気代の値上げ”が家計を圧迫するかもしれず、今のうちから節約を意識しなくてはなりません。そこで今回は、春のうちにやっておきたい「節電対策」についてご紹介します。
1.洗濯物は外干しと乾燥機をかしこく使う
部屋干しだとカラッと乾きにくい冬の間は、洗濯物を乾燥機にかけている方は少なくないでしょう。花粉シーズンということもあり、外干しする機会はめっきり減っているかもしれません。
しかし、消費電力の大きい乾燥機は、1回の運転でも電気代が上がる原因になります。春もまだまだ花粉が気になる季節ではありますが、節電を意識するのなら乾燥機だけに頼らないくふうが必要です。
天気のいい日や花粉の飛散量が少ない日は外干しに、むずかしいときは部屋干しをして、必要に応じて乾燥機を併用しましょう。乾燥時間を短縮するドライヤーボールを入れて、乾燥機の使用時間を短くするのもひとつです。
2.必要ない暖房器具をしまう
冬から春にかけて気温が上がると、暖房なしでも過ごせる日が増えます。しかし天候によっては、肌寒く暖房が欠かせない日も……。
そこでおすすめしたいのが、使っていない暖房器具を片付けること。暖房はあると使ってしまうので、最低限必要なものだけを残して片付けるのが一番です。しまうときは、もちろん掃除を行ってから。
春は冬ほど厳しい寒さはやってこないので、わが家はエアコンとこたつで乗り切ります。
3.古い家電の買い替えを検討する
「それほど使っていないのに電気代が高い……」という悩みはありませんか? じつはこれ、節電においてはかなり致命的です。
原因はいろいろありますが、可能性として高いのが「古い家電」の使用。古すぎる家電は消費電力が高く、今のような節電機能を搭載していないものがほとんどです。
経年劣化により運転効率が落ちると、少しの時間使うだけでも多くの電力を消費します。実際にわたしも、古いエアコンのおかげで電気代の3万円超えが続いた時期がありました。
春は新生活などで家電セールやキャンペーンを行う家電量販店もあるため、タイミングによってはお得に買い替えできます。今後の電気代を考えても、春のうちに新しい家電の購入を検討するのもひとつです。
家電の使い方を見直そう
節電するには、ムダな電力消費をおさえる必要があります。なるべく電力が少なく済むよう、暖かくなる春に合わせた家電の使い方を意識してみましょう。使い方や使う家電を変えてみると、電気代の節約につながるはずです。
三木ちな/お掃除クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級、節約生活スペシャリスト、歴20年業スーマニア