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【横浜市栄区】生活困窮自立支援制度 栄区が「ばんそうこう」でPR 柏陽高美術部がデザイン

タウンニュース

ばんそうこうを紹介する内田さん

栄区生活支援課は9月1日から、生活困窮者自立支援制度の啓発活動として、県立柏陽高校美術部の内田想葉さん(3年)が外装をデザインしたばんそうこうの配布を開始した。区役所窓口やイベントで配布される。

生活困窮者自立支援制度は市健康福祉局生活支援課が管轄するもので(窓口は区生活支援課)、経済的に困窮している人などを対象に相談に乗り、就労や家計見直しサポートなど必要な支援につなげるための制度。ただ、生活保護と異なり、金銭受給がないことから認知度の低さが課題となっている。

そこで、区は認知度向上のためにメッセージ入りのばんそうこう製作を決定。以前から区事業に参加している同校に協力を仰ぎ、子ども連れの人が受け取りやすいよう、可愛らしいデザインを依頼した。子どもがいる人の貧困は、次世代にも連鎖する可能性があるため、特に区が啓発したい層だという。

これを引き受けたのが内田さん。日の照らす暖かい花畑と遊ぶ動物たちを描き、「朗らかで幸せな雰囲気」を意識したデザインを完成させた。

ばんそうこうは4枚入り。外装には内田さんのデザインのほか「ひとりで悩まずまずはご相談ください」とのメッセージが添えられている。

同校美術部と区生活支援課がタッグを組んで啓発物を作るのは初めて。

抵抗をなくす

同制度の啓発について、ばんそうこうを選んだ理由を担当者は「受け取るハードルが下がるため」と説明する。支援が必要な人の中には「支援を受ける」ことに対する抵抗感から資料の受け取りを拒否する人もいる。そのため、実用的なグッズにメッセージを含ませて、制度の周知を図りたいとの意図がある。

区はばんそうこうを1500セット作成。担当者は「さまざまな活用をしていきたい」と話した。また、制度については「困っていることがあればまずは区の生活支援課に来て相談をしてほしい」と呼びかけている。

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