無痛分娩で出産! 産後の体力回復は早い?
5歳と4歳の姉妹を育てる在宅ワーカーママ“リトルベビー”です。一人目の妊娠は29歳の時。なかなか赤ちゃんが授からず、不妊治療のために通院して半年ほど過ぎたころのこと。当時の私は「自分は本当に妊娠できるのだろうか…」と、妊活に不安を感じはじめ、次のステップに進もうかと悩んでいました。そんな中、リフレッシュのために夫と海外旅行へ行き、帰国後すぐ、おなかに赤ちゃんがいることがわかったのです。出産では無痛分娩を選択しましたが、その体験をお伝えします。
無痛分娩を選択した理由は?
待望の妊娠で夫婦ともに大喜びしたのもつかの間、重いつわりが始まりました。吐き気がひどく、みかんや鮭おにぎりなど、特定のものしか食べられなくなりました。
しかも、同じタイミングで激務の部署に夫が異動し、深夜の帰宅が続くようになりました。夫の体が心配だったことと、夫に自分の心配をかけないようにするために、「自分のことは自分でできるようにしなければ」と思うようになりました。
つわりがようやく終わり知人と食事をした時に、無痛分娩の体験談を聞きました。知人の夫も多忙で、産後の回復が早いと言われている無痛分娩を選択したそうです。
私は「これだ!」と思いました。夫が不規則な生活を続ける中で、赤ちゃんのお世話をできるのは現実的に私しかいません。産後の体をできるだけ早く回復させるために、迷わず無痛分娩を選択しました。
無痛分娩での出産。お腹の張りは感じるの?
妊娠39週目。ついに陣痛がきたので、陣痛タクシーで夫と病院へ向かいました。病院で痛みが本格的になったころ、麻酔が背中から入れられました。
「麻酔を入れる時はとても痛い」とインターネットや雑誌で情報を得ていたので覚悟はしていたつもりでも、麻酔を入れる瞬間は泣き叫ぶほどの激しい痛み。想像をはるかに上回りました。ところがその数分後、陣痛の痛みはス~ッと引き、夫とのんきに会話ができるほどになったのです。
私には麻酔がとても効いたようで、陣痛の痛みはすっかり和らぎました。しかし、規則的なお腹の張りは感じることができ、赤ちゃんに会えるのがますます楽しみになりました。また、無痛分娩でも出産の際に赤ちゃんを押し出すような痛みはありました。
無痛分娩による産後の体力回復は?
麻酔のおかげで激しい痛みはなかったので、スムーズに元気な女の子を出産。産後、数日間は発熱や疲労感があり、自分が思っていたよりも体がダメージを受けているのを感じました。
しかし、私の場合、無痛分娩で陣痛や出産に使う体力を温存できたように思います。退院前にはすっかり元気になり、その後の生活をスタートさせることができたのですから。
夫は赤ちゃんと私のことを気にかけてくれましたが、相変わらずの多忙ぶり。朝も早く夜も遅かったので、いわゆるワンオペ育児となりました。
しかし、体力の回復が早かったため、赤ちゃんと自分のことは一人ででき、夫に対して不満は全くなく、夫婦仲も円満な状態が続きました。私は無痛分娩を選択してよかったと思っています。
妊娠39週目に体重2426g、身長47cmで生まれた長女は、低出生体重児でした。現在は若干やせ型ではあるものの、元気に育ってくれています。どのような出産方法を選択しても、母子ともに元気なら、それは幸せな出産だと私は思います。この出産をきっかけに、家庭環境に合わせて出産方法を選択していくことが大切だと、実感しました。
[リトルベビー*プロフィール]
昨年から入稿・架電業務・事務作業等を委託されている在宅ワーカーママです。春に長女と同じ幼稚園に次女が入園する予定なので、PTA活動にも積極的に参加していきたいと思っています。
※この記事は個人の体験記です。記事に掲載の画像はイメージです。