【私の「いちばんおいしい」夏野菜レシピ】荻野恭子の「なすと豆腐のいり煮」
夏真っ盛り、色鮮やかで元気な夏野菜も出盛りです。いつものお気に入りの食べ方は、やっぱりおいしいもの。でもまだ知らない、もっとおいしい味わい方があるかもしれません! そこで、「夏野菜、大好きです」という料理研究家の皆さんに「いま、イチオシの夏野菜の食べ方」を聞いてみました。繰り返しつくっているものばかりなので、味もつくりやすさも保証付き。シンプルにして極上の「こんな食べ方あったんだ!」を楽しみながら、尽きせぬ夏野菜の魅力を存分に味わってみてください。
母の郷土、宮城県の家庭料理。子どものころから食べている大好きな夏の味です。
【レシピ】なすと豆腐のいり煮
1 なすはヘタを除いて縦4等分に切り、2cm長さに切って粗塩をまぶす。
2 フライパンにごま油大さじ2を弱めの中火で熱し、1をしんなりと炒めたら端に寄せる。
3 あいているところに豆腐を水きりせずに加え、へらでくずしながら炒める。豆腐の上にAをふり入れて炒める。最後にざっとなすと混ぜ合わせて器に盛り、白ごまを散らす。
[1人分310kcal 調理時間10分]
【教えてくれた人】荻野恭子(おぎの・きょうこ)
料理研究家。東京の自宅にて料理教室を主宰しながら、長年にわたってロシア、トルコ、中国など、ユーラシアを中心に世界各国を回り、食文化の研究を続ける。
撮影・木村 拓(東京料理写真)
取材&文・松家寛子
NHKテキスト『きょうの料理ビギナーズ』2024年8月号より抜粋