なめらかな味わいが魅力!つぼ焼きいも専門店「いもっ子」に行ってみた【北九州市小倉南区】
JR下曽根駅から車で約15分。北九州市小倉南区曽根新田の県道25号沿いに面した民家にある、つぼ焼きいも専門店「IMOCCO(いもっ子)」。
今年でオープンして7年目を迎えた同店。ようやく秋の気配を感じつつあった10月、美味しい焼きいもを作る気さくでお母さん的な店主を訪ねました。
きっかけは焼きいもが大好きな母との思い出
IMOCCOの店主は、“大の焼きいも好き”だったというお母さんのために作りはじめたことをきっかけに、「焼きいも屋をしよう」と思い立ったそうです。
お母さんが「美味しい美味しい」と食べる姿を見て、焼きいもを専門に販売を始めたのは、2019年11月のこと。
店主は優しい笑顔で「母は亡くなってしまったけど、オープンして2年くらい食べてもらうことができました」と懐かしそうに話してくれたのが印象的でした。
オープン当初は母屋で焼き芋を作り、その表で販売をしていたそうですが、現在は母屋の隣にある家屋で店を営んでいます。
入り口にのぼりや布看板があると、営業中の目印。白を基調にした茶色のイラストロゴが目立ちます。
メニューは「焼きいも」のみ! <温・冷蔵・冷凍>から選択
いもっ子のメニューは「焼きいも」一択で、1本400円(税込)。温かい焼きいも、冷蔵焼きいも、冷凍焼きいもからを選べます。
一年中販売される焼きいもですが、その大半を占めるのは大分県の農家がつくる「紅はるか」。また時期に応じて、茨城の「紅天使」も登場します。どちらも高い糖度と、しっとりなめらかな食感が特徴の品種です。
温かい焼きいもは、すぐ食べられるように袋に入って提供。後味がすっきりとしていて、とてもなめらかでした。
焼きいもアレンジを楽しんでみた
焼きいもを食べる際、切り方にちょっと悩んだりしないでしょうか。1本の焼きいもを手で割ってかぶりつく、または好きなパターンに切ってシェアするのもいいですね。
筆者は、焼きいもを縦や横に、自由なサイズに切り分けて食べてみました。
ほかにも、縦半分に切ってみたところ、パカーンと輝くような黄金色があらわれました。この形だと、スプーンですくって食べやすかったです。
さらに、その形にヒントを得て、アレンジもしてみました。バニラアイスをのせてミントの葉を添えると、ちょっとおしゃれな感じに。もちろん、味も美味しかったです。
さらに、黒ゴマのパンや生クリームを添えてみました。
パンになめらかな焼きいもを塗ると相性バツグン。まるで、さつまいもジャムのようでした。
芋と黒ゴマは王道のベストマッチですね。
「焼きいも」がつなぐ交流
同店の店内には、「ギラヴァンツ北九州」の新旧のサッカー選手のサインが所狭しとたくさん飾られています。
あるサッカー選手が初来店して以来、他の選手へ口伝えで、歴代の選手が続々来店するように。いつしかサインでいっぱいになったそうです。
焼きいもの大きな魅力は、素材を生かしたおやつであるということ。添加物もなくシンプルな調理法で、腹持ちが良いながらも単なるエネルギー源だけではなく、食物繊維やビタミンやミネラルなど栄養が豊富といわれています。
単に美味しいだけではなく、スポーツ選手にとっては、役立つおやつでもあるようです。
そして何より、店主のあたたかな人柄が魅力。焼きいもの美味しさと店主とのあたたかなひとときに、筆者はお腹も心も満たされました。
同店はリピーターが多いとのことですが、それも納得です。
詳しくは「IMOCCO」インスタグラムで見ることができます。
<焼きいも IMOCCO(いもっ子)>
■所在地/北九州市小倉南区曽根新田南1-6-10
■電話/080-3907-1443
■営業日/火〜日曜日
■営業時間/10:00〜16:00頃
■定休日/月曜日
■駐車場/あり
■支払い/現金のみ(クレジット・電子マネー不可)
※2025年12月3日現在の情報です
(ライター・しまだじゅんこ)