Yahoo! JAPAN

【リアル給与明細】51歳、公務員。早期退職しました。今後のお金との付き合い方は?【FPが解説】

4yuuu

【リアル給与明細】51歳、公務員。早期退職しました。今後のお金との付き合い方は?【FPが解説】

読者から寄せられたリアルな給与明細を大公開。明細の内訳から、改善できるポイントがあるのか、ファイナンシャルプランナーが解説します。【51歳 公務員】

【画像】51歳、公務員の給与明細を見る

【リアル給与明細】51歳、公務員の場合

プロフィール

51歳、男性
公務員 行政事務

▼現状
仕事内容は県の施設の事務全般、管理のための予算執行など。
勤続31年。
ボーナスは年間180万円。
労働時間は月176時間、残業は月3時間程度。

【相談内容】十分に貯蓄ができたため早期退職しました。今後30年間の資産運用方法はどうしたらよいでしょうか?

解説するのは……

◆ゆきFP

FP1級を持つ元銀行員ライターです。
400世帯以上の資産運用についてご相談を受けていました。 特に、お金の制度をわかりやすく伝えることを得意としています。

質問者さんの年収は平均より高い水準

国税庁の「令和4年分民間給与実態統計調査」によると、50〜54歳男性の平均年収は684万円であるのに対し、質問者さんの退職前の年収は約715万円と、平均を31万円ほど上回っています。

*……参考https://www.nta.go.jp/publication/statistics/kokuzeicho/minkan2022/pdf/000.pdf

すでに生涯での貯蓄目標を達成し、早期退職されている質問者さん。
平均年収を上回っているとはいえ、家計管理をしっかりし、計画的に貯蓄された努力の結晶と言えます。

早期退職後は7%の利回りで資産運用

早期退職後は、7%の利回りを目指して資産運用することをおすすめします。
なぜなら、アメリカの一般的な株価上昇が7%といわれているからです。
投資信託であれば運用はプロにおまかせするので、ご自身で細かく株式のチェックする手間が省けますよ。

また、物価上昇率が3%とすると、差し引きした利回りは4%。
仮に1年間の生活費の25倍の資産が貯まっていて、年率4%の運用で利益分を取り崩せば資産が目減りしないという計算になります。
いわゆるFIREの目安とされる「4%ルール」です。

計算上では金融資産の収入だけで生活できることになるので、ぜひ参考にしてみてください。

長期運用はNISAの利用がおすすめ

投資で出た利益が全額非課税になるNISA。
2024年から制度改正されて非課税期間が恒久化されたため、より長期運用に向いた制度になりました。

NISAはつみたて投資枠と成長投資枠に分かれており、それぞれ併用できます。
年間の上限額は合計360万円になるので、すべて使い切るのもよいですね。
上限を超える分は課税口座で運用し、翌年以降順次NISAに移行することをおすすめします。

上限総額の1800万円まで最短で5年で埋めることが可能です。
上手く活用して、お得に将来に備えましょう。

まとめ

stock.adobe.com

・年率7%を目安に運用しましょう。

・NISAを使い切ってお得に運用しましょう。

※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。

【関連記事】

おすすめの記事