【全国高校総体⑤】陸上 今年はハードル 強豪に挑む 松阪商・増田さん
今年度の全国高校総合体育大会(インターハイ)「ありがとうを強さに変えて 北部九州総体2024」が、7月27日に開幕する。予選を突破して真夏の大舞台に臨む、伊賀地域各校やゆかりの選手たちに意気込みを聞いた。
【陸上競技】7月28日から、福岡市・東平尾公園博多の森陸上競技場
陸上競技の強豪・松阪商業高校(松阪市)からは、伊賀市立緑ヶ丘中出身の増田優月さん(3年)が100メートルハードルで東海総体を3位で突破した。昨年はリレーでインターハイを経験し、2年連続となる今年は、こだわり続けたハードルで全国の強豪に挑む。
小学1年から地元の陸上クラブ「ゆめが丘RC」に通い、5年からハードル走を始めた。昨年の東海総体では0秒02差でインターハイ出場を逃し、その悔しさを胸に、冬季はスプリント力強化に励んできた。
今年初めに足を負傷し、1か月ほど走れない時期もあったが、「焦らず、伸ばせるところを伸ばそう」と切り替えた。顧問の松本一毅教諭は「毎日の練習を積み重ね、けがも上手に乗り越えたことが結果につながった。競技力とともに人間力も成長した」と話す。
東海総体準決勝でマークした13秒95が現在の自己記録。「レベルが高く、上には上がいると思うけれど、入賞を狙っていきたい」と爽やかな表情で語った。