東急大井町線9000系、先頭車正面の帯を1986年デビュー時の赤色に復刻 有料撮影会も
東急電鉄は9日、大井町線で運行している9000系1編成の先頭車正面の帯を、2025年4月12日(土)から1986年デビュー時の「赤色」に復刻すると発表しました。
9000系は1986年にデビューした軽量ステンレス車両です。東急電鉄で初めてVVVFインバータ制御を採用した形式で、主に東横線で活躍していました。2013年に東横線と東京メトロ副都心線の相互直通運転が始まると、今度は大井町線へ活躍の場を移します。
今年でデビュー39周年という9000系ですが、現在はオレンジ色のグラデーションの帯で、5両編成の各駅停車として大井町~溝口間(一部は大井町~鷺沼間)で運行しています。東急電鉄は今年2月に5両編成の6020系を大井町線に導入することを発表しており、大井町線の9000系は数年後には引退する予定です。
【参考】東急、大井町線へ5両編成の「6020系」導入へ 9000系・9020系を置き換え
https://tetsudo-ch.com/12997522.html
今回の企画は、引退を受けた大井町線の運転士・車掌から「長年にわたりご利用いただいたお客さまに感謝の気持ちをお伝えしたい」との声が上がり、実現したといいます。
赤帯復刻車両の運行期間は2025年4月12日(土)から当面の間。運行区間は大井町線(大井町~溝の口間)。2025年5月18日(日)には鷺沼車庫で有料撮影会も開催します。撮影会についてはクラブツーリズムホームページにて、4月15日(火)12時から受け付けます(事前エントリーによる抽選制、オンライン販売のみ)。