市立博物館 学校給食の変遷辿る 鯨の竜田揚げに揚げパンも
「クジラの竜田揚げ好きだったな」「脱脂粉乳はきつかった」「揚げパンは不動のナンバーワンだよね」――。相模原市立博物館(高根3の1の15)で現在、学校給食をテーマにした学習資料展が開かれている。
会場の特別展示室には、スープであれば300〜400人前を一気に調理することができるという実際に使われていた回転釜や大きなしゃもじなどの調理器具が展示されているほか、年代ごとに提供されていた給食のサンプルが紹介されている。クジラの竜田揚げ、揚げパン、ソフト麺など、各時代の子どもたちが口にした品々がアルマイト製や樹脂製など当時のスタイルに応じた食器に配膳されている。
相模原市では1956年に大野第二小学校(現在の淵野辺小学校)で市内初の学校給食が提供された。資金作りのため当時の校長の発案で大相撲の興行を開いたというエピソードも紹介されている。資料展は11月10日(日)まで。入館無料。観覧時間は午前9時30分から午後5時まで。
13日に食育紙芝居
資料展の関連イベントとして10月13日(日)に紙芝居クラブによる食育紙芝居公演がある。午前11時20分からと午後1時55分からの2回で各20分。昭和期の街頭紙芝居さながらの自転車紙芝居スタイルで上演する。問い合わせは同館【電話】042・750・8030へ。