犬が『ヤキモチ』をやいているかどうかを知る方法5つ 嫉妬深いワンコが見せる行動とは?
犬はどんなことにヤキモチをやくの?
犬は仲間意識が強く、飼い主と認めた相手には深い愛情を抱きます。
そのため、飼い主が自分ではなく他の対象に夢中になっていると、ヤキモチをやいてしまうこともあるのです。
例えば、飼い主に赤ちゃんが生まれたときや新たに犬が家族に加わったとき、飼い主がスマホや本ばかりを見ているとき、友人や恋人が来てかまってもらえないときなどにヤキモチをやくことがあります。
ヤキモチは犬にとって強いストレスがかかるため、日頃からきちんと向き合い愛情を注いであげることが何よりも大切です。
犬が『ヤキモチ』をやいているかどうかを知る方法5つ
犬がヤキモチをやいているとき、どのような変化が現れるのでしょうか。ここでは犬がヤキモチをやいているかどうかを知る方法を紹介します。
1.行動の変化
犬がヤキモチをやいているとき、いつもとは違う行動をとることが増えます。
✔いつもより執拗に甘えてくる
✔塞ぎ込むように反応が薄くなる
✔ひとり別の部屋へと行ってしまう
このように普段よりも甘えたがりになったり、拗ねたように反応が薄くなったり、姿を消してしまったりといった変化が現れます。
2.問題行動が増える
犬はヤキモチをやいているとき、飼い主の気を引こうとして問題行動が増えることも少なくありません。
「かまって」と吠えたり家具を噛んで破壊したり、トイレ以外の場所で排泄してしまったりすることもあるでしょう。
飼い主の気を引くためという理由だけでなく、ヤキモチでイライラしているため、ストレス発散目的で問題行動を起こしていることもあります。
3.体調不良など症状が出ている
犬はヤキモチによって過剰なストレスを感じると、元気消失や食欲不振、下痢や嘔吐などの体調不良に陥ることがあります。
強いストレスは繊細な犬にとって体調を崩すほど大きな負担となるので、日頃からしっかり愛情を注いであげて、ちゃんと愛されているという実感を持たせてあげましょう。
4.対象との間に割って入る
犬がヤキモチをやいているとき、ヤキモチをやいている対象との間にぐいぐいっと体を強引に割り込ませる行動をとることがあります。
例えば、赤ちゃんと飼い主さんの間に割って入ったり、飼い主が持っているスマホと体の間に顔を割り込ませて見上げてくるケースもあります。
5.対象に対して攻撃的になる
ヤキモチによってあまりにもストレスが溜まりすぎると、ヤキモチの対象に対して攻撃的な行動をとることが増えるので注意が必要です。
吠えたり唸ったり、あるいは噛むふりをして威嚇したりと問題行動に該当するような行動が増えます。このとき、愛犬の要望に応えてしまうと「こうすればかまってもらえる」と間違って学習してしまうので、とりあえず対象から離し、落ち着くまで様子を見ましょう。
愛犬が嫉妬しているときの対処法
愛犬が嫉妬している様子を見せているとき、飼い主はどのように対応すべきなのでしょうか。
ヤキモチから問題行動をとっている場合は、問題行動が収まるまでかまわないようにしてください。先に紹介した通り、このタイミングでかまってしまうと「問題行動を起こせばかまってもらえる」と勘違いさせてしまうからです。
問題行動が収まり次第、スキンシップや遊び、散歩などを通してたくさん愛情を注いで「大好きだよ」と伝えてあげましょう。
問題行動ではなく執拗に甘えてくるような様子を見せている場合は、早めに愛犬とだけ向き合う時間を作り、たっぷり遊んであげてください。
日頃からたくさん体を動かす遊びを取り入れつつ、スキンシップや声かけで愛情を注いであげることも過剰な嫉妬を予防することにつながります。
まとめ
犬がヤキモチをやいているのは、飼い主さんへの愛情ゆえの行動です。しかし、エスカレートしてしまうと問題行動につながりかねないので、飼い主は日頃からたっぷり愛情を注ぎつつ、嫉妬による行動を見せたときは適切に対応しましょう。