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シブダイ狙いの夜釣りでアカハタ40cm頭に連続ヒット【鹿児島・野間池沖磯】本命は小型のみ

TSURINEWS

アカハタ手中(提供:週刊つりニュース西部版APC・新増初生)

鹿児島県南さつま市の野間池沖磯「又次郎」で夜釣りに挑戦。シブダイ狙いでフカセ仕掛けを投入すると、アカハタ40cm&35cmが立て続けにヒット。夜の磯ならではの緊張感と豪快な根魚の引きを堪能できた釣行となった。

野間池の沖磯でフカセ釣り

8月中旬、鹿児島県南さつま市笠沙町片浦の野間池漁港の沖磯に夜釣りに出掛けてみた。午後5時、美代丸に5人の釣り人を乗せて出港。船長任せで上げてもらったのは「又次郎」というハナレ磯。船着けにフカセ釣り仕掛けを西側にブッ込み仕掛けを組んだ。

野間池の沖磯「又次郎」(提供:週刊つりニュース西部版APC・新増初生)

フカセ仕掛けのウキはサビキ潮見の3号。非自立式で最初は横に寝る。ウキ止めイトがウキに当たりオモリの重さがウキに加わるとウキが立ってタナが取れたのを教えてくれて水深も簡単に測れる。ここの水深は約5.1mと分かった。

当日のポイント(提供:週刊つりニュース西部版APC・新増初生)

夜釣りシブダイ仕掛け

投入直後からウキが立つと仕掛けが絡んでいることを教えてくれるので時間をロスせず価格以上の働きで夜釣りには欠かせない。ウキトップにケミホタルも37mmと50mmの両方を刺せるので明るさと感度を選ぶことができる。

ハリスの長さは、長いと暗闇では扱いにくい。1mと短めにすると絡みトラブルを防げて取り回しも良い。ハリは暗闇に目立たないステルスブラックの凄腕マダイ12号を使う。

当日の仕掛け(提供:週刊つりニュース西部版APC・新増初生)

まきエサ

明るいうちに、まきエサを作る。俺のチヌ1袋に浮かび上がらないように海水の中で解凍したオキアミボイル大粒1角を混ぜ合わせる。暗闇では透明に近い生のオキアミより白いオキアミボイルの方が目立って夜行性の魚を寄せてくれるのではと思う。

さらに小粒より大粒の方がアピール力はあり、つけエサとしても使える。俺のチヌは非常にまとまりが良くヒシャク離れが良く、たいへん操作性の良い配合エサ。

遠投性に優れ、比重が非常に重いので、まきエサが素早く沈降して海底にいる根魚のシブダイにダイレクトにアタックする。内容量も約3.1kgあるのでバンバンまける。後で同じ物をもう1回作る予定だ。

つけエサ

つけエサは生イキくんシリーズの海えび。開封すればすぐにプリプリの鮮度を維持した海えびが使える。身持ちも良く頭や足が取れにくいエビでハリが大きい時は頭付きで、ハリが小さい時は頭を取って使い分ける。

沖磯「又次郎」の様子(提供:週刊つりニュース西部版APC・新増初生)

夜の大物シブダイ狙い

完全に暗くなった午後8時、まきエサ開始。小潮で干潮が午後7時11分、満潮が午前0時27分。現在は上げ潮が右に流れたり止まったり。東にある沈瀬がシブダイのポイントで船着きから左に潮が流れれば良いのだが、今は逆に右に流れている。

船着きのキワとサオ1本沖にまきエサを入れて、キワに仕掛けを入れると オジサン、アカマツカサなどのエサ取りが釣れる。ウキがビュンと入るアタリはシブダイの20cmから30cm。「大きくなって帰ってきてね」とリリースする。

困った。対策をする。左にある沈瀬にまきエサを多めに入れてエサ取りを集める。仕掛けだけを潮下となる船着きの正面に投げる。

アタリがなく、つけエサはそのまま。ウキ下を20cmくらい長くして、つけエサが海底を引きずるようにする。岩陰に隠れてじっとしているシブダイにつけエサを届ける作戦。それでもアタリが来ない。

アカハタ40cm&35cm手中

潮に任せて仕掛けをだらだらと流すのではなく、リールのミチイトの送り出しを止めてつけエサを止める。サオを左上にゆっくり上げて、つけエサを海底から離してふわりと持ち上げる。そして、ゆっくりサオを降ろし、つけエサを再び海底に這わせる誘いをしてみる。

するとウキのトップがチョコンと動きひと呼吸おいてから、ゆっくり根掛かりのように沈んでいく。アタリだ。サオを立ててリールを巻くと軽いが魚の引きが伝わる。上がってきたのはアカハタ35cmくらい。約30分後にも同じようなアタリでアカハタ40cmが釣れた。おいしい魚なのでキープする。その後、シブダイのアタリは訪れず朝を迎えた。

アカハタ40cm・35cm手中(提供:週刊つりニュース西部版APC・新増初生)

港に帰ってみると沖カセに乗っていた青山さんがシブダイ40cmオーバーを釣っていた。さすがだ、うらやましい。次回はシブダイにリベンジだ。

シブダイ手中の青山さん(提供:週刊つりニュース西部版APC・新増初生)

<週刊つりニュース西部版APC・新増初生/TSURINEWS編>

 この記事は『週刊つりニュース西部版』2025年9月12日号に掲載された記事を再編集したものになります。

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